年末年始のご注文、配送についてのお知らせ

★オンラインショップ LOHASPAIN Store(ストア)からのお知らせ

 

こちらからもオンラインショップ「LOHASPAIN」から年末年始のご注文と配送についてのお知らせです。

https://lohaspain.spainwinefood.org/blogs/news-1/info2

お客様各位

 

日頃より「LOHASPAIN」をご利用いただきまして、ありがとうございます。

誠に勝手ながら年末年始の間、下記のとおり休業させていただきます。

 

【年末年始休業日】

2023年12月28日(木)~2024年1月4日(木)

 

年内最終出荷:2023年12月26日(火)まで(26日のご注文は、午前中受付分まで出荷いたします)

年明け後出荷:2024年1月5日(金)より順次出荷いたします。

 

【Storeのご注文について】

ご注文は、年末年始の休業日にかかわらず、24時間365日受け付けております。

 

【お問い合わせについて】

休業期間中のお問合わせや、商品到着指定日の変更・キャンセル等は、ご返信・ご対応を致しかねます。予めご了承いただきますようお願い申し上げます。

 

年末年始は、荷物の遅配が発生しやすくなりますので、時間に余裕を持ってご注文いただきますよう、お願いいたします。また、時間帯指定をご利用された場合も、ご希望の時間帯にお届けできない可能性もありますので、 予めご了承いただきますようお願い申し上げます。

 

運営管理:LOHASPAIN(ロハスペイン) 株式会社LA PASION

 

 

加藤智子 Tomoko Kato
加藤智子 Tomoko Kato

ラ パシオン オリーブオイルライフスタイルマガジン編集者。福岡県生まれ。「食で毎日をもっとうれしく、人生をもっと楽しく」と食×スペインに特化し、オリーブオイルのあるライフスタイルと食育を発信しながら食品輸入販売、プロモーション、講師、ライターとして活躍中。TV、ラジオ出演他、フードメディアに寄稿中。

foto LA PASION

★オンラインショップ LOHASPAIN Store(ストア)からのお知らせ

 ラルゲタアーモンド完売のお知らせ

ラパシオン直輸入の味わいを全国からお買い物していただけるオンラインショップ LOHASPAIN Storeから、

今月の完売商品に関するお知らせです。

 

2023年秋入荷の新モノ【ラルゲタアーモンド】は、おかげさまで想定以上のご注文をいただきました。

このアーモンド、ちょっと特別なのでどんなアーモンドか知らなない方のために、説明しますね。

ローストしたアーモンドに天然の海塩だけをつかった「ラルゲタアーモンド」は、毎年、多くのファンの皆様から大好評なんです。

リピーターの方々は、ケース購入(1ケース25袋入)する方も少なくありません。

 

日本で手に入る多くのアーモンドと違い、毎年、その年の収穫分だけをローストして空輸で入荷します。

昨年に収穫したアーモンドは入荷しません。(数年前、不作でアーモンドが収穫できなかったとき、一度だけ前年のアーモンドを入荷したことはあります)

 

いつも夏の終わりから秋にかけて収穫しますが、今季は10月末まで収穫が続いたそうです。当たり前ですが、自然のものは、毎年、少しずつ変化がありますね。

まだ収穫がまっ最中の10月半ば、ラパシオンの発注分が揃った時点で、生産者は、最初のローストをして、大急ぎでパッキングを施し、飛行機に乗せてくれました。

現地で一般販売をする前に組合員に販売するのですが、組合員と同じタイミングでローストしたものを日本に送ってくれます。

そんな今年のラルゲタアーモンドは、10月30日に到着。なんと3日後には、卸販売分が完売しました。

小売分も残り少ないため、オンラインショップはSoldoutです。

今季、最後にお届けできるのは、12月9日、10日の勝どきで開催される「太陽のマルシェ」のみとなります。

マルシェでは、ご試食をしていただけます。

残りわずかですので、必要な方はお早めにどうぞ。

 

 

 

オンラインショップLOHASPAIN Store(ストア)年末年始のお知らせ

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加藤智子 Tomoko Kato
加藤智子 Tomoko Kato

ラ パシオン オリーブオイルライフスタイルマガジン編集者。福岡県生まれ。「食で毎日をもっとうれしく、人生をもっと楽しく」と食×スペインに特化し、オリーブオイルのあるライフスタイルと食育を発信しながら食品輸入販売、プロモーション、講師、ライターとして活躍中。TV、ラジオ出演他、フードメディアに寄稿中。

foto LA PASION

表現する一年に。

10年前フラメンコ好きが高じ、本場スペインでフラメンコを観ようと、新婚旅行ではじめてスペインに行きました。
ついでにフラメンコグッズを仕入れ、小さな通販ショップをしようと淡い夢も描いて・・・。

しかしバカンス期間でいいお店がほぼ空いてなかったのです。

開き直ったわたしは、大好きなおいしいものを堪能していくその先に、
なんと人生で経験したことのない、「驚愕の味わい」に出逢ってしまうのです。
気がついたら一瞬で恋に落ちてしまいました!

「スペイン産オリーブオイル」に一目惚れしてしまったのです・・・。

 

まさに、人生はドラマ

日本には輸入されておらず購入できません。しかし帰国してしばらくして「どうしてもあの味が忘れられない。もし、この味をわたしが伝えなければ日本で誰も知らない。ならば輸入するしかない!」と、謎の強い使命感が沸き立ってきます。そんな気持ちに背中を押され、英語もスペイン語も話せないまま単独でスペインへ交渉に行きました。

 

お客様ゼロなのに「食で毎日をもっとうれしく、人生をもっと楽しく」をテーマに素人のまま輸入スタート!
ここには書ききれないいろんなことがあって、リアルに口コミしてくださるお客様たちに支えられて今があります。

この「本物の味わい」を、味覚に敏感で開花する子どもに食育を通してひとりでも多く伝えたいのです。そのために、まずお母さんが自宅で「かけるだけで簡単においしい!」というhappyを実際に体験してもらいたいと考えています。
ぜひ一度味わってみてください。

スペイン産オリーブオイルに出会わせてくれたきっかけでもある、わたしが1番大好きな「味わうこと」、そして「クリエイティブなレストラン空間の中で素敵な時間を過ごすこと」が私には一生もののライフワークなのです。
23年以上「食」に関する仕事をつみ重ね、現在はその経験を生かし、インタビュアーやライターの仕事で表現し、発信しています。

加藤智子

Tomoko Kato 加藤智子

CEO, ラ パシオン オリーブオイルライフスタイルマガジンEditor

福岡県生まれ。「食で毎日をもっとうれしく、人生をもっと楽しく」と食×スペインに特化し、オリーブオイルのあるライフスタイルと食育を発信しながら食品輸入販売、プロモーション、講師、ライターとして活躍中。TV、ラジオ出演他、フードメデイアに寄稿中

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スペイン産とイタリア産について

 

オリーブオイル世界一の生産量を誇るスペイン。

 

世界で一番オリーブオイルが生産されるのはスペイン です。自国でも消費され、スペイン産オリーブオイルとして輸出されることも年々増えています。

しかしいまだに「スペイン産オリーブオイルという商品」としての輸出ではなく、「原料としてバルク単位」で輸出されている現実もあります。バルク単位とは、ボトリングする前のオイルです。輸出された先で生産されたものとして販売されます。つまりオイルを購入する消費者にとっては「スペイン産」のオイルを輸出された国、たとえば「イタリア産」として購入するということです。

なぜイタリア産になる?それは、ボトリングされた国が生産国としてラベルに記載可能だから。そういうわけで、スペインのオリーブオイルがイタリアへ渡りイタリアでボトリングされたものは、ラベルに「イタリア産」と記載されます。

 

casitas de hualdoカシータス・デ・ウアルド オリーブオイル Imported Lapasion
casitas de hualdoカシータス・デ・ウアルド オリーブオイル Imported Lapasion

 

どこで生まれたものか確かめるのは簡単ではない。

 

ですので、日本で見かける「イタリア産」と記載されたオイルは「イタリアで収穫され、搾油、ボトリングされたもの」がすべてではありません。先にお伝えしたようにボトリングだけがイタリア産のものがあるからです。(生産からボトリングまでイタリア産だけのオイルを紹介してくれるインポーターもたくさんいらっしゃいます。)

イタリアだけでなくスペインも含めどの国においても、またオリーブオイルに限らず蜂蜜など、どの食品でも言われていること。それは、「生産国」に記載された国で生まれた食材が生産国で最終的なパッケージングまでされているのかどうか。「メイドイン〇〇」が、書いてある通りかどうか。これらを確実に見つけるのは簡単ではないと言われています。

 

 

イタリアンレストランとスペインレストランの数は一桁以上違う。

 

そもそも「イタリア産」というのは、日本においてオリーブオイル業界でも大きなブランドです。実際にイタリア料理の広がりと同時にオリーブオイルの存在も広がったと言われています。たとえば都内のイタリアンレストランの数を考えても、100%イタリア産だけでは追い付かない部分があるのは自然なことかもしれません。

他国で育ち搾油されたオリーブオイルから、イタリア産に生まれ変わって製品になったものがあるのは、生産量と輸入、輸出の数字からも顕著に表れているんですね・・・。ちなみに世界の生産量は200万トン超えです。 (ASOLIVAオリーブオイル輸出機構より)

「スペイン産オリーブオイル」がイタリアでボトリングされ「イタリア産オリーブオイル」となることは、わたし個人としては良いとか悪いということは何も思いません。そこに需要があり、そうしなければならない状況で互いに助かるのなら仕方のないことだと考えるからです。(これは、偽装エキストラバージン・オリーブオイルではない場合の話しです。長くなるので偽装オイルの件はまた別記事にしますね。)

つまり消費者の求めるところが叶っていれば問題ではないと考えています。たとえばイタリア産エキストラバージン・オリーブオイルと書いてあっても中身が他国のものでもまったく構わない方々が「これはこれで安いからありがたい」とか、「使いやすいから、これがいい」とか、それぞれに求めるものがあると想像するからです。

しかしもしも「スペインのここの生産者がつくったオイルが食べたい」だとか、「顔の見える生産者から購入したい」といった方々には、もっと表示がわかりやすくなると親切なのにな、と思います。

同様に「イタリアで収穫され、搾油、ボトリングされたもの」を欲しい方には、イタリアのオリーブからできたオイルがもっとわかりやすく販売されていたらいいのにな、とは思います。

 

 

 

欲しいものを見つけるために。

 

わたしは基本的に育った地域で製品となる食材が好きです。ですからラパシオンでご紹介する味わいは、生産者の顔が見えること、輸入者の顔が見えること、販売者の顔が見えることが大切だと考えています。もっというなら生産者の想いまで伝わる味わいだけを届けているつもりです。ですからスペインで育ったオリーブからつくられたオリーブオイルを求める方にはこの内容が届くといいなと考えています。

 

 L’OLI FERRER ロリ・フェレール Imported Lapasion

L’OLI FERRER ロリ・フェレール Imported Lapasion

 

 

加藤智子 Tomoko Kato
加藤智子 Tomoko Kato

ラ パシオン オリーブオイルライフスタイルマガジン編集者。福岡県生まれ。「食で毎日をもっとうれしく、人生をもっと楽しく」と食×スペインに特化し、オリーブオイルのあるライフスタイルと食育を発信しながら食品輸入販売、プロモーション、講師、ライターとして活躍中。TV、ラジオ出演他、フードメデイアに寄稿中

KANSAI NOGUCHI作品とLA PASIONグロッサリー

KANSAI NOGUCHI作品とLA PASIONグロッサリー

新居におじゃましたら、キッチンの一角に目が釘付けになりました。

知っていましたが、本モノを見るのははじめて。

それは 、KANSAI NOGUCHI作品。

KANSAI NOGUCHI作品とLA PASIONグロッサリー
KANSAI NOGUCHI作品とLA PASIONグロッサリー

 

作品の横には、LA PASIONグロッサリー。

Palacio de los Olivosのオリーブオイル、ピクアルとパラシオ。

 

 

 

L’Oli Ferrer GourmetのシェリーヴィネガーBIO16、エブロの天日海塩。

Cellers Grifoll Declaraのワイン、エルゴスブランまで。(グリフォイワインはちょうど切らしていたそうで、ワインだけ)

 

 

造作棚の上にある世界観にこんなに感動したのは初めてです。

まさに日本とスペインの融合空間ができていました。

 

手前味噌ですが、ラパシオン商品は「ボトルデザインもクールで好きです」と言われることが少なくないです。

今回、初めてKANSAI NOGUCHI作品と並んでいるところを拝見し、
こんなに自然に並んでいたことがとても嬉しかったです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

加藤智子 Tomoko Kato
加藤智子 Tomoko Kato

ラ パシオン オリーブオイルライフスタイルマガジン編集者。福岡県生まれ。「食で毎日をもっとうれしく、人生をもっと楽しく」と食×スペインに特化し、オリーブオイルのあるライフスタイルと食育を発信しながら食品輸入販売、プロモーション、講師、ライターとして活躍中。TV、ラジオ出演他、フードメデイアに寄稿中

Palacio Oilパラシオ・デ・ロス・オリーボス オリーブオイル Imported Lapasion

本で旅するスペイン食。

 

このブログでは、わたしが近ごろハマっている「スペイン食関係の本」についてご紹介します。

スペイン食関係の本は、たとえば「スペインの竃から」や「こめーる」などです。

わたしがこれらの本を読み始めたきっかけは、セルバンテス文化センターにある図書館「フェデリコ・ガルシア・ロルカ」へ行ったことです。この秋に初めて訪れ、まず驚いてしまいました。一般的な書店や地域の図書館では出会えないようなスペイン関係の書籍がずらりと揃っていたからです。

わたしがスペイン食関係の本をおすすめする理由は、次の3つです。

 

 

1つめは、スペインの美味しい食材や料理の知識がふえる。

知識といっても気難しいことではなく、じつに面白いのです。

まさに「へぇ〜!」と膝をポンとたたいてしまうようなイメージ。

たとえば日本のレストランで食べていた料理が、現地の人ならではの食べ方があったり、想像もしなかった食材との組み合わせがあったりすることなど。ますます興味が湧いてくるから不思議です。

 

2つめは、食を通して文化を知ることができる。

「文化」というと、少しばかり堅苦しいイメージがあるかもしれません。わたしには少しありました。けれども、料理の切り口から入る文化の話しは、簡単な雰囲気で頭に入ってくるのです。まるで息を吐いたらす〜っと息を吸うように。もちろん、あくまで食材や料理のことを面白く読んでいるだけなのですが。しかし現地で生活し、体験し、研究してきた著者の方々はさすがです。読み手が意識せずとも、読み終わったら文化のことを少しわかっている自分に出会えるのです。

 

3つめは、背景や歴史が自然に頭に入ってくる。

2つめの延長のようですが。わたしとしては、ここがとてもお得な気がしています。

歴史的な要素が楽しく理解できるようになることです。

正直なところ、わたしは世界史とも日本史もまったく興味がなかったタイプです。

面白味などこれまでの人生で一度も感じたことがありません。けれども、気づいたらなんとなく。歴史の流れを理解している自分に驚いてしまいました。なぜなら「食のことが楽しく書いてあるから読んでいる」という、ただこれだけのことしかしていないから。

これから、スペイン食関係の本を読んでみようと思っている方は、まずは「スペインの竃から」という本を手に取ってみてください。食、キッチン、料理を通して読むスペインの地域や文化、伝統のこと。とても入りやすくわかりやすいから。

気になる料理の項目から読んでも構わないと思います。じつはわたしも、まだ気になるページを読んでみているだけです。読み終わったら、全体的な感想もシェアしてみたいと思います。

 

Palacio Oilパラシオ・デ・ロス・オリーボス オリーブオイル Imported Lapasion
Castillo Calatrava Palacio Oilパラシオ・デ・ロス・オリーボス オリーブオイル Imported Lapasion

 

スペイン料理の旅、スペイン料理文化の旅、スペイン食の歴史の旅・・・

本一冊からでも、こんなにも旅ができることを改めて面白いと感じています。リアルが一番。現場が大好きなわたしですが、今は簡単にスペインへ行けないから気づけたことでもあります。

こんなときなので、書籍からでも一緒にスペインの食を楽しみたいですね。

 

 

 

加藤智子 Tomoko Kato
加藤智子 Tomoko Kato

ラ パシオン オリーブオイルライフスタイルマガジン編集者。福岡県生まれ。「食で毎日をもっとうれしく、人生をもっと楽しく」と食×スペインに特化し、オリーブオイルのあるライフスタイルと食育を発信しながら食品輸入販売、プロモーション、講師、ライターとして活躍中。TV、ラジオ出演他、フードメデイアに寄稿中

【エッセイ】について

なぜ、エッセイを書こうと思ったのか?

 

子どもの頃、何も考えずにつらつらと文章を書くことが好きでした。作文や読書感想文など、とても自由に書いていたんです。構成なんてものが存在することも知らず、好きなように思った通りに書くことが楽しかったことを覚えています。しかしオトナになるにつれ、「誰のために書くのか、読むひとに親切であること、わかりやすく書くこと・・・」いろいろなアドバイスをいただいたり、学んだりすることで自由に書き連ねる機会は、ほぼなくなっていきます。

書きたくて書くのではなく、書く必要があるから書く。この違いは、わたしにとってはとても大きなものです。いつもどこか、思いのままに書きたいことを書ける場所を求めていたように思います。日記に自由に書けばいいじゃん、という声も聞こえてきそうですが、それはまた違うのです。理由はまだうまく説明できないのですが。たとえ誰か数名でもいいのです。その代わり自分のホームで、そっと読んでもらえるような場所に書きたいと思うのです。

 

LA PASION
LA PASION

まだそんなに知られていない場所だから、こそ。

 

今回のラパシオンマガジン発行は、独自ドメインで制作してもらったwebマガジンです。要は、生まれたてのマガジン。まるで砂漠にポツンとある小さな樹のようなものです。その存在は知らせなければ誰も知らない。だから現時点ではアクセスは他のSNSとまったく違います。エッセイ以外のカテゴリー、たとえばオリーブオイルを使ったおすすめレシピなどは、SNSにリンクを紹介し、多くの方に読んでもらうように伝えます。けれどもエッセイは率先して紹介しません。笑 「気付く人だけが気づく、知るひとぞ知る場所」という具合がいまの理想です。サイトをくまなく見てくれる方は珍しいくらいなので、簡単には気づいてもらえないはず。ということが、書き慣れるまでは「自由に書く」という懐かしいことをするハードルを下げてくれると考えています。公開スペースでありながら秘密の場所。どこにも書けなかったエッセイを書いていく、そんな感じですね。

 

LA PASION
LA PASION

 

 

 

加藤智子 Tomoko Kato
加藤智子 Tomoko Kato

ラ パシオン オリーブオイルライフスタイルマガジン編集者。福岡県生まれ。「食で毎日をもっとうれしく、人生をもっと楽しく」と食×スペインに特化し、オリーブオイルのあるライフスタイルと食育を発信しながら食品輸入販売、プロモーション、講師、ライターとして活躍中。TV、ラジオ出演他、フードメデイアに寄稿中

foto LA PASION

タイトルを迷ったまま走り出す【エッセイ】

 

たいして差もないのに真剣に迷うタイトル。

 

これは書くかどうかも迷ったんですが・・・、何度考え直してもタイトルがこれなんです。

「がめつい女は死なない。」

それにしてもがめついって。そしてほかにマシなものがないか考えあぐねた挙句、同等の恥ずかしさのあるタイトルが「トモコを止めるな!」です。

いずれにしても、明らかにオリーブオイルライフスタイルマガジンにそぐわないな〜とわかっています。自覚はあります。でも、どうしても書いておかないといけない、というような思考が働くから不思議です。(誰のために?なんのために?自問自答です。笑)

この類のエッセイがあってこその「ライフスタイルマガジンだよね」と思っているわたしがいます。理由はたぶん「ライフスタイル」ということばが好きすぎるから。わたしにとって素敵だと思う、カッコ良いことばがタイトルにあるから、なにかバランスをとりたくなっているのかもしれません。とはいえ、恥ずかしいと思うタイトルでエッセイを書くくらいなら、発信なんてしなくてもいいんじゃない。と、自問したくなります。が、そこは人間の神秘かもしれません。笑 

わたしにとってとても素敵な響きを感じる「ライフスタイル」を使いたい気持ちと、衝動的でがめついところがあったと自覚したわたしが紡ぐエッセイを同時進行したい気持ち。両立しているのです。

その上で「なんか、書きたい!」と、ワクワクしている自分に、自分が一番驚いております。

 

損得勘定と効率重視は卒業。

 

もともと自分に損得勘定があるのはわかっていましたし、社会に出てから効率重視するように教育を受けてきました。しかしがめつさはまったくないと思っていました。ちなみに自覚があったはずの損得勘定と効率重視は、現在どうでもよい心境です。いまここに書きながら気が付きましたが。おそらく子どもを産んだ35歳からでしょう。いろいろと計算したところで、ほとんどのことが思い通りに進まないことを嫌というほど体験したからだと思います。損得勘定も、効率を考えても、想定外のことが起こりひっくり返ってしまう経験から、頭に浮かんでくることは無くなっていたのですね、きっと。

foto LA PASION
foto LA PASION

がめついという自覚はなかった。

 

はじめて聞いたときから「がめつい」ということばや、「がめついひと」が嫌いでした。わたしが自分のことを「がめついところがある、ワタシ」と認めるまでに40年以上かかっています。つい最近までわたしは違うと思っていたから。そうならないように気をつけていたし。

嫌いとは、好きの反対。ベクトルが違うけれど気になっていること、ということになります。無関心なら嫌いにもなりませんから。でもあるとき、ふと「あ、わたしががめつい要素があるから、がめついひとがこんなに嫌いなのかな?」と気づいてしまったんです。がめついを受け入れたら、あっさり、しっくりきました。

がめついの基準があるとしたら(そんなのあるのかな?)たぶん、中くらいだと自分では認識しています。そんなに多くない。正直なところわたしは、ものすごくがめついわけではないと思っています。たぶん。けれどもがめついに反応してしまうことは事実です。

 

むしろ、あるあるを探したくなる。

 

「がめついところがあるワタシ」を認めてしまうとなんだか毎日がちょっと楽しくなってきてですね・・・。そして気がついたんです。がめつい女って、じつはすごく強いなって。

わたし自身は子どもの頃から自分はメンタルは弱めだと思っていました。けれども「がめついさがある、ワタシ」を受け入れたら、なんだかメンタル弱めって違和感に感じたのかな。強くなれた気がして。こんなの初めてですが。そしてどんなとき「がめつくなる」のか、ちょっとまとめてみたくなりました。

foto LA PASION
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「がめつい女は死なない。」が降ってきた!

 

すごく疲れる出来事がありました。「あーもうぜんぶめんどくさい!すべてを真っ白にしてしまいたい!!もうやだ!!!」と思うようなことがあれば、いつもなら現状を変えることができず2.3日は落ち込んだものです。けれども「がめついところがあるワタシ」を認識してからというもの、違うのですよ。心に「でも、死なないし!」が漫画の吹き出しのように浮かんできたんです。そして落ち込むどころか、やる気が出てきてしまい自分でびっくり。なんだか「死ぬこと以外はかすり傷」ということばが好きだったことも思い出したりして。そんなことを忘れていた数日後、それは保育園のお迎えに急いで自転車を漕いでいたときのことです。

「がめつい女は死なない」ということばが降ってきた!

思わず自転車を止めて携帯のメモに音声入力しました。18時まえの薄暗い空の下、肌寒かったけど、胸のあたりがポゥッと暖かくなりました。

 

結論。

タイトルの件、ここまで書いてみてはっきりしました。皆さんも同じかもしれませんね。「トモコを止めるな!」ではないですよね、明らかに。慣れるまではかなり恥ずかしいし、自虐的なつもりもないのですが、タイトルは「がめつい女は死なない。」にします。エッセイではがめつい女のあるあるをたくさん見つけて書いてみたい。しかしこれは、気がついたときに限ります。気づいたのが最近なのでこれまでにエピソーとがあまり思い浮かばないですから。笑 数年後、もしこのエッセイがマガジンの中でいちばん人気だったらどうしよう・・・と、怖い妄想も抱えつつ。 笑

LA PASION
LA PASION
加藤智子 Tomoko Kato
加藤智子 Tomoko Kato

ラ パシオン オリーブオイルライフスタイルマガジン編集者。福岡県生まれ。「食で毎日をもっとうれしく、人生をもっと楽しく」と食×スペインに特化し、オリーブオイルのあるライフスタイルと食育を発信しながら食品輸入販売、プロモーション、講師、ライターとして活躍中。TV、ラジオ出演他、フードメデイアに寄稿中

エキストラバージン・オリーブオイル EVOO Imported Lapasion

オリーブオイルに恋して【エッセイ】

オリーブオイルに恋して

 

エッセイひとつ目は「オリーブオイルに恋して。」です。これは、オリーブオイルに出会った今のわたしが、幼少期までを振り返りながら綴っていく自伝的エッセイです。仕事のこと、趣味のこと、出会った人のこと、最大のピンチ、アレルギーとの付き合いなど。自分で忘れたくない思い出や残しておきたいエピソードを自分のことばで綴ります。わたしという人が丸わかりするでしょうし、価値観もさらけ出てしまうかもしれません。そこに照れはあるか?と言われれば、あります。けれども、自分の表現したいものを表現し尽くした先にどんな気持ちになるのか、そこをみてみたい、体験してみたいのです。そのために書きます。もし読んでみてくださる方がいたら、なんだか嬉しいです。

サラリーマンの父親とパートの母親の元で三姉妹の長女として育った一般家庭の普通のわたし。映画やドラマのような展開が続かないけれど、わたしだからこそ体験できたあれこれ。普通で平凡だけど一つとして同じものはありません。最終的にこれを読み続けるのは、将来のうちの子どもたちだけ、かもしれませんが。笑 

エキストラバージン・オリーブオイル EVOO Imported Lapasion
エキストラバージン・オリーブオイル EVOO Imported Lapasion

 

 

加藤智子 Tomoko Kato
加藤智子 Tomoko Kato

ラ パシオン オリーブオイルライフスタイルマガジン編集者。福岡県生まれ。「食で毎日をもっとうれしく、人生をもっと楽しく」と食×スペインに特化し、オリーブオイルのあるライフスタイルと食育を発信しながら食品輸入販売、プロモーション、講師、ライターとして活躍中。TV、ラジオ出演他、フードメデイアに寄稿中

Grifoll Oil グリフォイオイル Imported Lapasion

オリーブオイルの向こう側〜夢は変わりながら続くもの〜

当初は単独インタビュー企画だった。

オリーブオイルライフスタイルマガジンを発行しようと思ったきっかけが、オリーブオイルご愛用者さまのインタビューです。ラパシオン(弊社)の会報誌をつくって、そこに定期的にインタビュー掲載させていただけたら、と、そんな簡単なことを考えていました。けれども結果的に、別で描いていたマガジン発行企画と不思議なタイミングで重なり、この度マガジンにインタビュー記事の連載を掲載することにしました。

 

オリーブオイルより、つかう人のパーソナルな記事に。

 

インタビューは当初、オリーブオイルのお客さまに「どうしてうちのオイルを選んでくださったのか?お気に入りの美味しい食べ方は?」そんなことをヒアリングさせていただこうと考えていました。その上で、記事を読んだ方が「どういう(仕事をしている)方が、どういう理由でうちのオイルを選んでくださったのか」ということがわかるようにもしようと。ご自身で自営をされている方も多いので、一人でも多くの人に仕事を知っていただくのは、少しだけ世界が広がるお手伝いもできるかなと思ったから。

しかし企画書を書いているうちに、インタビュイーのお人柄にグッとクローズアップしたいと、わたし自身の興味がムクムクと湧いてきました。なぜなら、人それぞれの「仕事や人生」、「どうしてその仕事をしているのか、選んだのか」というテーマに昔から興味を持っていることを思い出したからです。

 

まるでカミナリに撃たれたかような感動とときめきが。

 

企画書を送り、取材に伺うと開口一番にみなさんおっしゃいました。「誰かにこんなふうに話すのは初めて。わたしの話しでいいの?」と。いざスタートすると、さらに驚きます。とても素敵なんです、リアルなストーリーが。「このときどんなことを考えていましたか?今のあなたができるまでどんなことを体験されたのですか?これまでの転機や、現在考えていることは?」それらを夢中で聞きました。

わたしは感動どころか、心から痺れてしまったんですね。途中泣きそうになるのを堪えたことも少なくありません。1時間半のインタビューのつもりが、4時間になってしまった方もいるくらい。気づいたら飲まず食わず、前のめり。多くの人がまだ知ることのないリアルなドラマがそこにあったからです。

すでにわたしが大きな影響を受けていました。インタビュー後にとんでもないエネルギーに満ち溢れていて、取材前と後では身体の中の何かが少し入れ替わったかのような感覚。この気持ちを素敵な記事にすることで話してくださった方々にも証明したい、強く思いながら帰り道についていました。

 

大きく揺さぶられた反動?

 

これらの話しは、一般の方々の話。その業界では知られている方々であっても、歴史に名を残す伝記本に出てくる方ではありません。(今のところ)まだ他の方のインタビューはないとおっしゃっていました。だからこそ、わたしが伝えなければ!と半ば興奮状態だったかもしれません。「〜べき、〜しなければ」などと束縛するようなニュアンスが苦手なわたしなのに、心に浮かぶ言葉は、「わたしが書かなければ!書くべき!」ってそればかりなんです。どれだけの大作になるのか・・・さぁ、書くぞ!と思ったらもっと衝撃なことが起こりました。

 

Grifoll Oil グリフォイオイル Imported Lapasion
Grifoll Oil グリフォイオイル Imported Lapasion

 

えっ?!書けない!

 

結論からお伝えするとインタビューから一年、なんと、ひとつも記事にできませんでした。執筆時間を捻出し、書こうとして「あぁ!違う!」って原稿用紙をくしゃくしゃに丸めて・・・という、あれです。パソコンの前で書いては消して、を延々と繰り返していました。コロナの2021年だったから、は関係ないと考えています。これまでの執筆では、依頼された仕事は納品ができていたからです。自社企画だから締め切りもなく、ただの甘えなのかもしれません。こだわりすぎた故に自分を苦しめてしまい、やりたいことなはずなのに、気がついたときには目を背けたいことに変わっていました。わたしには表現しきれないようなことを企画してしまった、とインタビュイーの方々に申し訳なく、勝手に落ち込んだりもしました。

 

諦めきれない想い。

 

しかし頭の片隅に一年間、ずっとこの企画のことがあるわけです。会報誌でご愛用者様だけにお知らせするのはもったいないどころか、webにして誰でも読めるようにしなければならない!っていちばん思っているのは自分だよね、って。心の奥のわたしが、しつこいんです。笑

「どこにいるかはわからないけど、きっと誰かがこの話しを読むことを必要としてるって。誰かの心に響く内容なんだって。知らない誰かの背中を必ず押してくれる話だって。」書けるかどうかは別としても、それは間違いない、と。そう胸の奥で聞こえるほどに。



だれかの人生は、ぜんぶがリアルなドラマだった

 

忠実に表現しなければ・・・と思い詰めていましたが、時間のおかげか、開き直って現在です。うまく表現することより、わたしの言葉で「伝えてみよう」と思えるようになりました。このままお蔵入りにしたら本末転倒です。そもそも、その方たちにあえて聞かせていただけたからこそ、知ったこと。知られざるドラマの数々。だからこそ、わたしの表現できる範囲でまずは伝える。そういうことで、少しずつ綴っていきます。

ここに出てくる話しは、もしかしたらあなたの一部なのかもしれない、と思います。そのストーリーに昔の、今の、未来の自分が似たような体験があるかもしれない。ないかもしれない。ご自身で人生を切り開いてきた方たちが、いまだから話せること。10年以上前に一目惚れしたオリーブオイルの向こう側に、こんなにも素敵な方々に会えるなんて想像もしていませんでした。ここでしか読めない誰かのリアルなドラマ。いま同じ時代を生きる素敵な方たちの話しを連載していきます。どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

加藤智子 Tomoko Kato
加藤智子 Tomoko Kato

ラ パシオン オリーブオイルライフスタイルマガジン編集者。福岡県生まれ。「食で毎日をもっとうれしく、人生をもっと楽しく」と食×スペインに特化し、オリーブオイルのあるライフスタイルと食育を発信しながら食品輸入販売、プロモーション、講師、ライターとして活躍中。TV、ラジオ出演他、フードメデイアに寄稿中