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日常の食事をレベルアップする〜「オリーブオイルってこういうものだ」と思っている方々に、本物を使ってみて欲しいのです。

 

スペイン産オリーブオイルを選択してもらうこと


今日の記事は、先日開催されたスペイン産オリーブオイルの、アンダルシア州オリーブオイルのイベントレポートをご紹介します。そして、レポートに書ききれなかったスペイン産オリーブオイルについても書いておきたいと思います。

【レポート】充実の180分!アンダルシアのオリーブオイルテイスティングセミナー &料理イベント

 

 

今のところ、私はアンダルシア州のオリーブオイルを輸入していません。(初めての輸入はアンダルシア産でした)現在は、カタルーニャ州とラマンチャ州のオイルです。じゃ、なぜアンダルシア州のオイルをご紹介するのか?それは「スペイン産オリーブオイル」をもっと多くの人たちに届けたいからです。

 

 

オリーブオイルはどこのキッチンにもあるけれど


どこの家庭にもオリーブオイルが置いてあるようにはなってきたのは肌で感じます。マルシェ等で接客していても、オリーブオイルを持っていない方は、ほぼいらっしゃいません。でもまだまだスペイン産、しかも本物のスペイン産エキストラバージン・オリーブオイルをお持ちの方は、多くない現実を感じています。
そういうことから私は、スペイン産オリーブオイル業界全体が底上げされるように認知が広がることは、私のオイルも知られることにつながると思っています。

【レポート】充実の180分!アンダルシアのオリーブオイルテイスティングセミナー &料理イベントより

 

 

 

本物のエキストラバージン・オリーブオイル、今、キッチンにありますか?


私がインポートをスタートした2009年より、日本ではスペイン産オリーブオイルが多く輸入されています。あの頃より、種類もずいぶん増えました。しかし一般の方々には、十分に知られているとは考えにくい状況です。とくに本物のスペイン産エキストラバージン・オリーブオイルは。
あなたのキッチンに行って、オリーブオイルのボトルを見てみてください。
それ、スペイン産ですか?
本物のエキストラバージン・オリーブオイルですか?
(もしスペイン産、しかもエキストラバージン・オリーブオイルだったら、ありがとう!)


【レポート】充実の180分!アンダルシアのオリーブオイルテイスティングセミナー &料理イベントより

 

 

 

「スペイン産だけ」がいい、ということではなくて


イタリアン産も国産をやめて、スペイン産にして!ということでは、ないんですよ。いまお使いのオイルをご自身が心底納得されているのなら、それが一番だと思っています。
もし、そうでない場合。ぜひ一度、スペイン産、しかも「本物のエキストラバージン・オリーブオイル」を試してみて欲しいのです。
実際に日常で使ってみて、その上で、別に本物でなくていいよ、うちは。と思う方は、引き続き、ご自身の好きなものを選んでいただけたらと思います。


【レポート】充実の180分!アンダルシアのオリーブオイルテイスティングセミナー &料理イベントより

 

 


一度でいいから、本物を試してみてほしい


本物のエキストラバージン・オリーブオイルがどういう味わいかを知らないまま、エキストラバージン・オリーブオイル以外の味わいを「オリーブオイルってこういうものだ」と思っている方々に、本物を使ってみて欲しいのです。
オリーブのジュースってわかるくらい、そのまま飲めるフレッシュさがあって、種類によって、ピリピリとポリフェノールの味わいも体験できます。上質なスペイン産エキストラバージン・オリーブオイルだったら。
私のご紹介しているものでなくてもいいので、(もちろんうちのオイルだと相当嬉しいですが、笑)スペイン産の「本物のエキストラバージン・オリーブオイル」を1本、使い切ってみて欲しいのです。


【レポート】充実の180分!アンダルシアのオリーブオイルテイスティングセミナー &料理イベントより

 


【レポート】充実の180分!アンダルシアのオリーブオイルテイスティングセミナー &料理イベントより

今日のお料理の画像は、すべてアンダルシア州オリーブオイルを使ったスペイン料理研究家 加瀬まなみさんが考案されたものです。

オリーブオイルイベントでは、日常ですぐに試しやすく、しかもいつもの料理が数段レベルアップするようなお料理を紹介していただけました。
ぜひ、みなさんにも知っていただきたいので、こちらにシェアしますね。


[menu]
フルーティ Fruity :ナスの焼き浸し
メディナセリCastillo de Canena:まぐろカナッペ
アルボサナ Supremo Arbosana:冷奴とハモンセラーノ
ロイヤルSupremo Royal :バナナのベーコン巻きピンチョス
ウニコUnico:オリーブおにぎり
オレオ・アルマンソーラ Oleo Almanzora:とん汁
ロイヤル Castillo de Canena Royal :冬のラタトゥイユ

お料理をいただいてみて、どれも新鮮な驚きがありました。
普段の食卓をイメージされているので、作ったことのある料理がほとんどです。しかし、すべてのメニューに「え!こう合わせると、こんな味わいになるの?!」という発見があったからです。
たとえば、おにぎり。我が家もおにぎりには、エキストラバージン・オリーブオイルを入れますが、オリーブの実を合わせたことはなくて。
一緒に食べるとすごく合う。しかも見た目も可愛らしく、パーティーやお弁当でも目を引きそうです。
何より嬉しかったのは、まさに帰り道に買い物をして、夕飯に試してみたい!と思えるようなメニュー構成。
参加者の皆さんも手に入りにくい食材ではなく、どこのスーパーにもある食材をアンダルシアオイルが大変身させてくれることを目の当たりに体験できたのではないかと思います。

【レポート】充実の180分!アンダルシアのオリーブオイルテイスティングセミナー &料理イベント

https://spainwinefood.org/aceite-2/

 

日常の、いつもの料理に本物のエキストラバージン・オリーブオイルを使うだけで、驚くほど味わいがレベルアップする。そんなマジックのような体験、ぜひあなたも試してみてください。

 

 

 

本物のスペイン産オリーブオイル、試してみてください。

オンラインショップはこちら
Store By LOHASPAIN(ストア・ロハスペイン)

LOHASPAIN(ロハスペイン)は、スペインの食文化に関する「健康と幸福」に関する読み物もあります。

 

加藤智子 Tomoko Kato
加藤智子 Tomoko Kato

ラ パシオン オリーブオイルライフスタイルマガジン編集者。福岡県生まれ。「食で毎日をもっとうれしく、人生をもっと楽しく」と食×スペインに特化し、オリーブオイルのあるライフスタイルと食育を発信しながら食品輸入販売、プロモーション、講師、ライターとして活躍中。TV、ラジオ出演他、フードメデイアに寄稿中

スペイン産オリーブオイルを知ってもらいたいことからスタートした、スペインワインと食協会

最初に注目したのは、スペイン料理

 

スペイン産オリーブオイルの輸入を開始した翌年2010年に、スペイン食文化協会を発足し、翌年2011年、スペインワインと食協会を発足しました。

 

というのも、スペイン産オリーブを入荷して、思っていた以上にスペイン産オリーブオイルが知られていないということを実感したからです。

「スペイン産オリーブオイルをもっと多くの方々に食べてみてほしい」と思ったときに、まず知ってもらい、興味を持ってもらう場が必要だと考えました。レストランで働いていた私ですから、いい食材はいいレストランで使われるはず、と考えます。そこからスペイン産オリーブオイルがなくてはならないスペイン料理に注目するようになりました。

 

スペイン料理をより味わうにはワインが必須

 

レストランといえば、ワインです。素晴らしい料理にワインがあるとより充実します。人も集まります。レストラン時代に、スペインワインもご紹介していたので、そこは熟知していました。

「ちょっと貴重なオイルがあるから、今夜集まろうよ!」と、言われるより、「ちょっと貴重なワインがあるから、今夜集まろうよ!」と、言われた方が、行きたくなりますよね。当時働いていたレストランで取り扱いのワインのうち、スペイン産は2割以下でした。それなりのものは飲んでいたし、ざっくりした知識もありました。しかし専門家のように本格的なことはまだ。そんなとき、「智子さんみたいに、スペイン、スペインって言っているスペインワインを日本で紹介したいという女の子がいるよ!一度会ってみたら?」と、ご紹介していただいたのが、原田郁美さんでした。

 

真逆のものを持っていた二人の出会い

 
郁美さんは、当時東京(現在はスペイン)在住のグラフィックデザイナー。スペインに住んでいたこともあり、スペイン語も堪能。私が経験していない、持っていないものを持っている人でした。スペイン以外の食の世界で働いてきて、フラメンコを好きになり、初めて行ったスペイン旅行でスペイン産オリーブオイルに一目惚れ。これからスペインを知りたいという私。
スペインを知っている郁美さんと、スペインをこれから知りたい私は真逆。それなのに出会って、話してみると、お互いの思いは一致団結します。唯一の共通点は、スペインへの熱量。これが異性だったら「出会ってその日からお付き合いが始まりました!」と、いうような距離の縮まり方でした。
 
 
 
 
 

スペインワインと食を盛り上げていく

 

そんな出会いから、スペインワインと食と食を盛り上げいこうと、何度も打ち合わせを重ねていきます。
たとえばレストラン時代に何度も聞いていた「今夜の乾杯は何にする?ビール、それともシャンパン?」という、よくある会話。これを「ビール、シャンパン、カバどれにする?」と、スペインのカバが選択肢に当たり前のように並ぶようになりたいよね、と。
「スペイン産オリーブオイルを知ってもらい、食べてもらいたい」、たった一人で思っていたことが、郁美さんとのご縁から、当時には想像もできない大きなビジョンを描けるようになりました。1+1は、2ではなく、3にも5にも、それ以上になることを実感しています。
二人でスタートした協会は、おかげさまで今年、12周年を迎えました。現在では、業界のプロフェッショナルがコラボレーターとして加わっています。さまざまなプロジェクト、州政府のイベント等にもかかわらせていただいて、取材やレポートも書かせてもらっています。
 

 

 

スペインワインと食を、さらに盛り上げていく

 

郁美さんと私は、スペインワインと食協会発足12周年を前にした昨年、 WEBマガジン「LOHASPAIN(ロハスペイン)」と、「オンラインショップStore」を立ち上げました。(年末年始のご注文、配送についてのお知らせ

スペインワインと食を発信していくなかで、人生や健康、幸せについても考えていくようになったからです。そこからスペインワインと食の別の切り口として、スペインの食文化から「幸福と長寿」のヒントを発見、発信するコミュニティメディアLOHASPAINをスタートしました。スペインの食文化を通じ、より幸福でヘルシーなライフスタイルを送るきっかけになることを目指しています。

毎週金曜日配信【購読無料】のNewsletterは、今週NO.51です。おかげさまで読者ももうすぐ1000人を超えます。

ニュースレターのお申し込みはこちらからどうぞ。https://lohaspain.spainwinefood.org/pages/newsletter

LOHASPAINのコンセプト等は、別記事でご紹介しますね。

仕事が拡がっていくたびに、遠くの方まで、私たちの想いが届いていくことが増えて嬉しいです。LOHASPAINのような新しい企画も含め、どれだけ輪が大きくなっても、私たちが大切にしていることは、スペインワインと食を知ってもらうこと、楽しむこと。そこからブレずにいられるのは、あの頃よりスペインの魅力を知った今も、まだまだ広く深くスペインワインと食を楽しみたいと、心から思えるスペインのポテンシャルのおかげです。そして結局、一周回って、あの日たった一人で描いていた小さな夢「もっと多くの人にスペイン産オリーブオイルを楽しんでもらい、日常に取り入れてもらうこと」にも、つながっています。
 

 

 

 

 

加藤智子 Tomoko Kato
加藤智子 Tomoko Kato

ラ パシオン オリーブオイルライフスタイルマガジン編集者。福岡県生まれ。「食で毎日をもっとうれしく、人生をもっと楽しく」と食×スペインに特化し、オリーブオイルのあるライフスタイルと食育を発信しながら食品輸入販売、プロモーション、講師、ライターとして活躍中。TV、ラジオ出演他、フードメデイアに寄稿中

foto LA PASION

表現する一年に。

10年前フラメンコ好きが高じ、本場スペインでフラメンコを観ようと、新婚旅行ではじめてスペインに行きました。
ついでにフラメンコグッズを仕入れ、小さな通販ショップをしようと淡い夢も描いて・・・。

しかしバカンス期間でいいお店がほぼ空いてなかったのです。

開き直ったわたしは、大好きなおいしいものを堪能していくその先に、
なんと人生で経験したことのない、「驚愕の味わい」に出逢ってしまうのです。
気がついたら一瞬で恋に落ちてしまいました!

「スペイン産オリーブオイル」に一目惚れしてしまったのです・・・。

 

まさに、人生はドラマ

日本には輸入されておらず購入できません。しかし帰国してしばらくして「どうしてもあの味が忘れられない。もし、この味をわたしが伝えなければ日本で誰も知らない。ならば輸入するしかない!」と、謎の強い使命感が沸き立ってきます。そんな気持ちに背中を押され、英語もスペイン語も話せないまま単独でスペインへ交渉に行きました。

 

お客様ゼロなのに「食で毎日をもっとうれしく、人生をもっと楽しく」をテーマに素人のまま輸入スタート!
ここには書ききれないいろんなことがあって、リアルに口コミしてくださるお客様たちに支えられて今があります。

この「本物の味わい」を、味覚に敏感で開花する子どもに食育を通してひとりでも多く伝えたいのです。そのために、まずお母さんが自宅で「かけるだけで簡単においしい!」というhappyを実際に体験してもらいたいと考えています。
ぜひ一度味わってみてください。

スペイン産オリーブオイルに出会わせてくれたきっかけでもある、わたしが1番大好きな「味わうこと」、そして「クリエイティブなレストラン空間の中で素敵な時間を過ごすこと」が私には一生もののライフワークなのです。
23年以上「食」に関する仕事をつみ重ね、現在はその経験を生かし、インタビュアーやライターの仕事で表現し、発信しています。

加藤智子

Tomoko Kato 加藤智子

CEO, ラ パシオン オリーブオイルライフスタイルマガジンEditor

福岡県生まれ。「食で毎日をもっとうれしく、人生をもっと楽しく」と食×スペインに特化し、オリーブオイルのあるライフスタイルと食育を発信しながら食品輸入販売、プロモーション、講師、ライターとして活躍中。TV、ラジオ出演他、フードメデイアに寄稿中

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新居におじゃましたら、キッチンの一角に目が釘付けになりました。

知っていましたが、本モノを見るのははじめて。

それは 、KANSAI NOGUCHI作品。

KANSAI NOGUCHI作品とLA PASIONグロッサリー
KANSAI NOGUCHI作品とLA PASIONグロッサリー

 

作品の横には、LA PASIONグロッサリー。

Palacio de los Olivosのオリーブオイル、ピクアルとパラシオ。

 

 

 

L’Oli Ferrer GourmetのシェリーヴィネガーBIO16、エブロの天日海塩。

Cellers Grifoll Declaraのワイン、エルゴスブランまで。(グリフォイワインはちょうど切らしていたそうで、ワインだけ)

 

 

造作棚の上にある世界観にこんなに感動したのは初めてです。

まさに日本とスペインの融合空間ができていました。

 

手前味噌ですが、ラパシオン商品は「ボトルデザインもクールで好きです」と言われることが少なくないです。

今回、初めてKANSAI NOGUCHI作品と並んでいるところを拝見し、
こんなに自然に並んでいたことがとても嬉しかったです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

加藤智子 Tomoko Kato
加藤智子 Tomoko Kato

ラ パシオン オリーブオイルライフスタイルマガジン編集者。福岡県生まれ。「食で毎日をもっとうれしく、人生をもっと楽しく」と食×スペインに特化し、オリーブオイルのあるライフスタイルと食育を発信しながら食品輸入販売、プロモーション、講師、ライターとして活躍中。TV、ラジオ出演他、フードメデイアに寄稿中

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本で旅するスペイン食。

 

このブログでは、わたしが近ごろハマっている「スペイン食関係の本」についてご紹介します。

スペイン食関係の本は、たとえば「スペインの竃から」や「こめーる」などです。

わたしがこれらの本を読み始めたきっかけは、セルバンテス文化センターにある図書館「フェデリコ・ガルシア・ロルカ」へ行ったことです。この秋に初めて訪れ、まず驚いてしまいました。一般的な書店や地域の図書館では出会えないようなスペイン関係の書籍がずらりと揃っていたからです。

わたしがスペイン食関係の本をおすすめする理由は、次の3つです。

 

 

1つめは、スペインの美味しい食材や料理の知識がふえる。

知識といっても気難しいことではなく、じつに面白いのです。

まさに「へぇ〜!」と膝をポンとたたいてしまうようなイメージ。

たとえば日本のレストランで食べていた料理が、現地の人ならではの食べ方があったり、想像もしなかった食材との組み合わせがあったりすることなど。ますます興味が湧いてくるから不思議です。

 

2つめは、食を通して文化を知ることができる。

「文化」というと、少しばかり堅苦しいイメージがあるかもしれません。わたしには少しありました。けれども、料理の切り口から入る文化の話しは、簡単な雰囲気で頭に入ってくるのです。まるで息を吐いたらす〜っと息を吸うように。もちろん、あくまで食材や料理のことを面白く読んでいるだけなのですが。しかし現地で生活し、体験し、研究してきた著者の方々はさすがです。読み手が意識せずとも、読み終わったら文化のことを少しわかっている自分に出会えるのです。

 

3つめは、背景や歴史が自然に頭に入ってくる。

2つめの延長のようですが。わたしとしては、ここがとてもお得な気がしています。

歴史的な要素が楽しく理解できるようになることです。

正直なところ、わたしは世界史とも日本史もまったく興味がなかったタイプです。

面白味などこれまでの人生で一度も感じたことがありません。けれども、気づいたらなんとなく。歴史の流れを理解している自分に驚いてしまいました。なぜなら「食のことが楽しく書いてあるから読んでいる」という、ただこれだけのことしかしていないから。

これから、スペイン食関係の本を読んでみようと思っている方は、まずは「スペインの竃から」という本を手に取ってみてください。食、キッチン、料理を通して読むスペインの地域や文化、伝統のこと。とても入りやすくわかりやすいから。

気になる料理の項目から読んでも構わないと思います。じつはわたしも、まだ気になるページを読んでみているだけです。読み終わったら、全体的な感想もシェアしてみたいと思います。

 

Palacio Oilパラシオ・デ・ロス・オリーボス オリーブオイル Imported Lapasion
Castillo Calatrava Palacio Oilパラシオ・デ・ロス・オリーボス オリーブオイル Imported Lapasion

 

スペイン料理の旅、スペイン料理文化の旅、スペイン食の歴史の旅・・・

本一冊からでも、こんなにも旅ができることを改めて面白いと感じています。リアルが一番。現場が大好きなわたしですが、今は簡単にスペインへ行けないから気づけたことでもあります。

こんなときなので、書籍からでも一緒にスペインの食を楽しみたいですね。

 

 

 

加藤智子 Tomoko Kato
加藤智子 Tomoko Kato

ラ パシオン オリーブオイルライフスタイルマガジン編集者。福岡県生まれ。「食で毎日をもっとうれしく、人生をもっと楽しく」と食×スペインに特化し、オリーブオイルのあるライフスタイルと食育を発信しながら食品輸入販売、プロモーション、講師、ライターとして活躍中。TV、ラジオ出演他、フードメデイアに寄稿中

Grifoll Oil グリフォイオイル Imported Lapasion

いつものひと皿にプラスαで「食卓のエンターテイメント」

 

今日は「やる気はないけど、なんとなく自炊しておきたい」そんなときにも簡単に美味しくできてしまう。そんなおすすめのサラダご飯です。

朝から元気に仕事をしても夕方には疲れてしまうことありますよね。夕方が近づくと、「今夜のおかず何にしよう?」と思ったり、夕食なんて何も作りたくないけどお弁当では味気ないし、と思ったり。冷蔵庫に材料はそれなりにあるから早めに使わないとだし・・・そんな日って少なくないですよね。

 疲れてなくても、「あ〜、今日は何も作りたくないな・・・」「あ〜、もう、子どものご飯はレトルトカレーだけでいいんだけどな・・・」わたしは週に何度かは、そんな気持ちになります。笑

 


ふつうのサラダでなく「食べたくなるサラダ」にするコツ

 

そんな時におすすめなのが、サラダ。具材はなんでもいいんです。野菜だけでも、たとえば魚介があれば焼いてのせたり、お肉があればグリルして野菜の上にのせたり。昨晩の残りがあれば温めてのせても、面白いひと皿が生まれますよ。具沢山サラダがあれば、食卓もパ〜ッと華やかになります。サラダを前菜的に食べて、炊き立てご飯は、お味噌と食べてしまう。。。そんな手抜きご飯も、いいですよね。

 

ただのサラダでなく「食べたくなるサラダ」にするコツは、やっぱり調味料。調味料が本物だとあれこれ手を加えなくても「かけるだけ」、「混ぜるだけ」それだけで素材の味を自然に引き出してくれるからです。

というよりはっきり言いますと、本物のオイルと塩だからこそ、先に書いたように「具材がなんでもいいです」といえてしまうのです。つまり手抜きができるのです。

シンプルだけれども本物の塩やオイルの底力は素晴らしいです。塩味の中に甘みを感じるようなミネラルたっぷりの天然塩や、そのまま飲めるほどジューシーなオリーブオイル。そのものだけを食べてもしっかりと味があるランクだと間違いありません。このくらいのものがあれば、サラダの上にのせた具材が和風でも洋風でもうまくまとめてくれます。そいういうわけで、ラパシオンのものでなくとも、あなたの好きな味わいのエキストラバージン・オリーブオイルや、塩、ヴィネガーは最低限、1種類ずつでもあれば最強ですよ。

 

プラスαのバリエーション

 

さらに仕上げに「そのまま食べてもおいしいと思う上質なナッツ類」があるとサラダがグレードアップしちゃいます。”上質な’というのは、ナッツにコーティングされている油が酸化していないようなもの。もしくはノンオイルのものです。というのも、酸化したオイルがまとわりつくことで、ナッツ本来の味わいや旨味が損なわれてしまうから。そんな状態のナッツのトッピングはサラダを台無しにしてしまいます。心からおすすめしません。

しかし、ナッツの味わいがナッツだけで主役級に楽しめるものがひとつあるだけで、最後にトッピングすると最高のサラダが誕生します。ナッツ本来の風味やコクが加わり、食感が違うものがあるとお口の中も充実し、いろどりやバランスがより良くなるからです。あ!さらに「手間をかけた感」も、増します。

見た目、香り、味わい、香ばしい音、食感と、まさに5感でランクアップです。そういうわけで、上質なナッツに出会えたときには。サラダ以外にも万能に使えますから、賞味期限を確認して必要な分だけ常備しておくことをおすすめしています。

 

 

写真のサラダは、アレンジバージョン。基本バージョンは柿やレンコン、ブロッコリーやトマトなどそのときにあったものをエブロの天日海塩とラルゲタアーモンドとグリフォイオイルで仕上げています。塩以外は、スペイン産のエルモラールで生まれたもの。まさに「エルモラール風サラダ」ですね。

基本バージョン:レンコンをグリルで焼きつつ、ブロッコリーを茹でている間に、トマトや柿、グリーンの葉ををカットして、お皿にもります。塩をかけ、オイルを回しかけ、ラルゲタアーモンドを手でクラッシュしながらのせて出来上がり。

アレンジバージョン:生ドレッシングをひと回しかけます。オイルと塩と素材だけの味わいを味変するときに、おすすめです。

 

ビールにもワインにも合う、万能なサラダ。食べ過ぎたって罪悪感もほとんどありません。笑  むしろ「何も作りたくなかったのに、自炊してるわ~、私えらい~」と、自分を褒めてあげらます。笑 子どもたちにも好評でおかわりしてもらえますよ。

サラダはあなた次第で、無限大のバリエーションが生まれます。ぜひ、あれこれのせて楽しんでみてくださいね。

 

加藤智子 Tomoko Kato
加藤智子 Tomoko Kato

ラ パシオン オリーブオイルライフスタイルマガジン編集者。福岡県生まれ。「食で毎日をもっとうれしく、人生をもっと楽しく」と食×スペインに特化し、オリーブオイルのあるライフスタイルと食育を発信しながら食品輸入販売、プロモーション、講師、ライターとして活躍中。TV、ラジオ出演他、フードメデイアに寄稿中

LA PASION オリーブオイル ライフスタイルマガジン Olive Oil Lifestyle Magazine

今日は、皆さんにお知らせがあります。念願のwebマガジンをラパシオンから創刊します!

LA PASION オリーブオイルライフスタイルマガジン

Olive Oil Lifestyle Magazine

どうぞよろしくお願いいたします。今日はこのマガジン誕生のきっかけとどんなマガジンにしていきたいかとお伝えしますね。

12年前の夏。

自分の中に生まれた情熱を忘れないように。そんなわたしでいられれば、誰かの心もホワッとあったかくできるかもしれない。できるかわからないけど、誰かの役に立つ仕事を創っていこう。そんな想いから2009年にLA PASIONpasión パシオン :情熱)という屋号でスタートしました。

 

あれから12年、ひとまわりして。いろいろなことがありましたが、おかげさまでLA PASIONは存在しています。

このタイミングでwebマガジンを発行するのは、12年の間に関わってくださっているすべての方々にありがとうという気持ちを伝えたい。これからも繋がっていく場所にしたいということ。そしてこれから出会っていく方々とも繋がっていける場でありたい。そんな想いからです。

 

 

とは言ってもじつは、違う目的で6年前にマガジンを創刊したかったのです。しかもwebでなく紙の印刷したマガジン。ページ数を決めて、印刷屋さんに見積もりまでとっていました。どこにもないスペインのマガジンをやりたいなって。けれどこちらはまだ、実現が先になりそうです。

 

 

そういう経緯もあり今回。紙ではなくwebマガジンとしてラパシオンから創刊することにしました。

どんな内容なら楽しく続けられるかな、と改めて考えてみたとき。自分が伝えたいこともわたしにとっては大切ですが、読んでくれる人はどんな記事だったら読む楽しみが増えるだろう、初めてそんな風にこころに浮かんだんですよね。これまでのブログでは「読者に伝えなきゃ!!」ばかりが先行していたのに。なぜか、ふと、みんなで創っていけたらいいなぁ。と。

 

 

キーワードは、オリーブオイルとライフスタイル。

マガジン内容は、オリーブオイルについてのあれこれや、わたしだけがお伝えできる現地のこと、レストランやバルの料理でプロのオイルの使い方をご紹介だとか、オリーブオイルに関する文化やアート、よ〜く聞かれる「地中海式ダイエット」をベースにした「スペイン式美食術」など。

これまでのブログになかった目玉は「オイルの背景にある人やモノやコト」をエッセイやインタビュー連載と、さまざまな視点からお伝えします。とりわけわたしは、連載にワクワクしています。というよりインタビュー取材って、自分だけではできないこと。だから取材ものを組み込んでる時点で、すでに「みんなで創るラパシオンのwebマガジン」としてしか、成立しない仕組みになっていたのだから、不思議です。笑

 

 

 

マガジン創刊にあたり少し振り返ったときに思ったのは。これまでの12年はすべてひとりではできなかったことばかりだということです。これから12年後、ラパシオンはどんなことになっているのか。まったく想像はつきませんが、何らかの形で必要とされる味わいをお届けできていたら最高だと思います。なんだか楽しみです。

そういうことで、もう一度あのときの情熱を思い出しつつ、マガジンに取り組みたいと思います。このマガジンを読んで、1人でもホワッとした気持ちになる方が増えていくと嬉しいです。

あなたとわたしを繋げるオリーブオイルと、webマガジン。

これからどうぞよろしくお願いいたします!

 

 

 

 

加藤智子 Tomoko Kato
加藤智子 Tomoko Kato

ラ パシオン オリーブオイルライフスタイルマガジン編集者。福岡県生まれ。「食で毎日をもっとうれしく、人生をもっと楽しく」と食×スペインに特化し、オリーブオイルのあるライフスタイルと食育を発信しながら食品輸入販売、プロモーション、講師、ライターとして活躍中。TV、ラジオ出演他、フードメデイアに寄稿中