LIFE
KANSAI NOGUCHI作品とLA PASIONグロッサリー
新居におじゃましたら、キッチンの一角に目が釘付けになりました。
知っていましたが、本モノを見るのははじめて。
それは 、KANSAI NOGUCHI作品。

作品の横には、LA PASIONグロッサリー。
Palacio de los Olivosのオリーブオイル、ピクアルとパラシオ。
L’Oli Ferrer GourmetのシェリーヴィネガーBIO16、エブロの天日海塩。
Cellers Grifoll Declaraのワイン、エルゴスブランまで。(グリフォイワインはちょうど切らしていたそうで、ワインだけ)
造作棚の上にある世界観にこんなに感動したのは初めてです。
まさに日本とスペインの融合空間ができていました。
手前味噌ですが、ラパシオン商品は「ボトルデザインもクールで好きです」と言われることが少なくないです。
今回、初めてKANSAI NOGUCHI作品と並んでいるところを拝見し、
こんなに自然に並んでいたことがとても嬉しかったです。

ラ パシオン オリーブオイルライフスタイルマガジン編集者。福岡県生まれ。「食で毎日をもっとうれしく、人生をもっと楽しく」と食×スペインに特化し、オリーブオイルのあるライフスタイルと食育を発信しながら食品輸入販売、プロモーション、講師、ライターとして活躍中。TV、ラジオ出演他、フードメデイアに寄稿中
本で旅するスペイン食。
このブログでは、わたしが近ごろハマっている「スペイン食関係の本」についてご紹介します。
スペイン食関係の本は、たとえば「スペインの竃から」や「こめーる」などです。
わたしがこれらの本を読み始めたきっかけは、セルバンテス文化センターにある図書館「フェデリコ・ガルシア・ロルカ」へ行ったことです。この秋に初めて訪れ、まず驚いてしまいました。一般的な書店や地域の図書館では出会えないようなスペイン関係の書籍がずらりと揃っていたからです。
わたしがスペイン食関係の本をおすすめする理由は、次の3つです。
1つめは、スペインの美味しい食材や料理の知識がふえる。
知識といっても気難しいことではなく、じつに面白いのです。
まさに「へぇ〜!」と膝をポンとたたいてしまうようなイメージ。
たとえば日本のレストランで食べていた料理が、現地の人ならではの食べ方があったり、想像もしなかった食材との組み合わせがあったりすることなど。ますます興味が湧いてくるから不思議です。
2つめは、食を通して文化を知ることができる。
「文化」というと、少しばかり堅苦しいイメージがあるかもしれません。わたしには少しありました。けれども、料理の切り口から入る文化の話しは、簡単な雰囲気で頭に入ってくるのです。まるで息を吐いたらす〜っと息を吸うように。もちろん、あくまで食材や料理のことを面白く読んでいるだけなのですが。しかし現地で生活し、体験し、研究してきた著者の方々はさすがです。読み手が意識せずとも、読み終わったら文化のことを少しわかっている自分に出会えるのです。
3つめは、背景や歴史が自然に頭に入ってくる。
2つめの延長のようですが。わたしとしては、ここがとてもお得な気がしています。
歴史的な要素が楽しく理解できるようになることです。
正直なところ、わたしは世界史とも日本史もまったく興味がなかったタイプです。
面白味などこれまでの人生で一度も感じたことがありません。けれども、気づいたらなんとなく。歴史の流れを理解している自分に驚いてしまいました。なぜなら「食のことが楽しく書いてあるから読んでいる」という、ただこれだけのことしかしていないから。
これから、スペイン食関係の本を読んでみようと思っている方は、まずは「スペインの竃から」という本を手に取ってみてください。食、キッチン、料理を通して読むスペインの地域や文化、伝統のこと。とても入りやすくわかりやすいから。
気になる料理の項目から読んでも構わないと思います。じつはわたしも、まだ気になるページを読んでみているだけです。読み終わったら、全体的な感想もシェアしてみたいと思います。

スペイン料理の旅、スペイン料理文化の旅、スペイン食の歴史の旅・・・
本一冊からでも、こんなにも旅ができることを改めて面白いと感じています。リアルが一番。現場が大好きなわたしですが、今は簡単にスペインへ行けないから気づけたことでもあります。
こんなときなので、書籍からでも一緒にスペインの食を楽しみたいですね。

ラ パシオン オリーブオイルライフスタイルマガジン編集者。福岡県生まれ。「食で毎日をもっとうれしく、人生をもっと楽しく」と食×スペインに特化し、オリーブオイルのあるライフスタイルと食育を発信しながら食品輸入販売、プロモーション、講師、ライターとして活躍中。TV、ラジオ出演他、フードメデイアに寄稿中
いつものひと皿にプラスαで「食卓のエンターテイメント」
今日は「やる気はないけど、なんとなく自炊しておきたい」そんなときにも簡単に美味しくできてしまう。そんなおすすめのサラダご飯です。
朝から元気に仕事をしても夕方には疲れてしまうことありますよね。夕方が近づくと、「今夜のおかず何にしよう?」と思ったり、夕食なんて何も作りたくないけどお弁当では味気ないし、と思ったり。冷蔵庫に材料はそれなりにあるから早めに使わないとだし・・・そんな日って少なくないですよね。
疲れてなくても、「あ〜、今日は何も作りたくないな・・・」「あ〜、もう、子どものご飯はレトルトカレーだけでいいんだけどな・・・」わたしは週に何度かは、そんな気持ちになります。笑
ふつうのサラダでなく「食べたくなるサラダ」にするコツ
そんな時におすすめなのが、サラダ。具材はなんでもいいんです。野菜だけでも、たとえば魚介があれば焼いてのせたり、お肉があればグリルして野菜の上にのせたり。昨晩の残りがあれば温めてのせても、面白いひと皿が生まれますよ。具沢山サラダがあれば、食卓もパ〜ッと華やかになります。サラダを前菜的に食べて、炊き立てご飯は、お味噌と食べてしまう。。。そんな手抜きご飯も、いいですよね。
ただのサラダでなく「食べたくなるサラダ」にするコツは、やっぱり調味料。調味料が本物だとあれこれ手を加えなくても「かけるだけ」、「混ぜるだけ」それだけで素材の味を自然に引き出してくれるからです。
というよりはっきり言いますと、本物のオイルと塩だからこそ、先に書いたように「具材がなんでもいいです」といえてしまうのです。つまり手抜きができるのです。
シンプルだけれども本物の塩やオイルの底力は素晴らしいです。塩味の中に甘みを感じるようなミネラルたっぷりの天然塩や、そのまま飲めるほどジューシーなオリーブオイル。そのものだけを食べてもしっかりと味があるランクだと間違いありません。このくらいのものがあれば、サラダの上にのせた具材が和風でも洋風でもうまくまとめてくれます。そいういうわけで、ラパシオンのものでなくとも、あなたの好きな味わいのエキストラバージン・オリーブオイルや、塩、ヴィネガーは最低限、1種類ずつでもあれば最強ですよ。
プラスαのバリエーション
さらに仕上げに「そのまま食べてもおいしいと思う上質なナッツ類」があるとサラダがグレードアップしちゃいます。”上質な’というのは、ナッツにコーティングされている油が酸化していないようなもの。もしくはノンオイルのものです。というのも、酸化したオイルがまとわりつくことで、ナッツ本来の味わいや旨味が損なわれてしまうから。そんな状態のナッツのトッピングはサラダを台無しにしてしまいます。心からおすすめしません。
しかし、ナッツの味わいがナッツだけで主役級に楽しめるものがひとつあるだけで、最後にトッピングすると最高のサラダが誕生します。ナッツ本来の風味やコクが加わり、食感が違うものがあるとお口の中も充実し、いろどりやバランスがより良くなるからです。あ!さらに「手間をかけた感」も、増します。
見た目、香り、味わい、香ばしい音、食感と、まさに5感でランクアップです。そういうわけで、上質なナッツに出会えたときには。サラダ以外にも万能に使えますから、賞味期限を確認して必要な分だけ常備しておくことをおすすめしています。
写真のサラダは、アレンジバージョン。基本バージョンは柿やレンコン、ブロッコリーやトマトなどそのときにあったものをエブロの天日海塩とラルゲタアーモンドとグリフォイオイルで仕上げています。塩以外は、スペイン産のエルモラールで生まれたもの。まさに「エルモラール風サラダ」ですね。
基本バージョン:レンコンをグリルで焼きつつ、ブロッコリーを茹でている間に、トマトや柿、グリーンの葉ををカットして、お皿にもります。塩をかけ、オイルを回しかけ、ラルゲタアーモンドを手でクラッシュしながらのせて出来上がり。
アレンジバージョン:生ドレッシングをひと回しかけます。オイルと塩と素材だけの味わいを味変するときに、おすすめです。
ビールにもワインにも合う、万能なサラダ。食べ過ぎたって罪悪感もほとんどありません。笑 むしろ「何も作りたくなかったのに、自炊してるわ~、私えらい~」と、自分を褒めてあげらます。笑 子どもたちにも好評でおかわりしてもらえますよ。
サラダはあなた次第で、無限大のバリエーションが生まれます。ぜひ、あれこれのせて楽しんでみてくださいね。

ラ パシオン オリーブオイルライフスタイルマガジン編集者。福岡県生まれ。「食で毎日をもっとうれしく、人生をもっと楽しく」と食×スペインに特化し、オリーブオイルのあるライフスタイルと食育を発信しながら食品輸入販売、プロモーション、講師、ライターとして活躍中。TV、ラジオ出演他、フードメデイアに寄稿中
LA PASION オリーブオイル ライフスタイルマガジン Olive Oil Lifestyle Magazine
自分の中に生まれた情熱を忘れないように。そんなわたしでいられれば、誰かの心もホワッとあったかくできるかもしれない。できるかわからないけど、誰かの役に立つ仕事を創っていこう。そんな想いから2009年にLA PASION(pasión パシオン :情熱)という屋号でスタートしました。
あれから12年、ひとまわりして。いろいろなことがありましたが、おかげさまでLA PASIONは存在しています。
このタイミングでwebマガジンを発行するのは、12年の間に関わってくださっているすべての方々にありがとうという気持ちを伝えたい。これからも繋がっていく場所にしたいということ。そしてこれから出会っていく方々とも繋がっていける場でありたい。そんな想いからです。
とは言ってもじつは、違う目的で6年前にマガジンを創刊したかったのです。しかもwebでなく紙の印刷したマガジン。ページ数を決めて、印刷屋さんに見積もりまでとっていました。どこにもないスペインのマガジンをやりたいなって。けれどこちらはまだ、実現が先になりそうです。
そういう経緯もあり今回。紙ではなくwebマガジンとしてラパシオンから創刊することにしました。
どんな内容なら楽しく続けられるかな、と改めて考えてみたとき。自分が伝えたいこともわたしにとっては大切ですが、読んでくれる人はどんな記事だったら読む楽しみが増えるだろう、初めてそんな風にこころに浮かんだんですよね。これまでのブログでは「読者に伝えなきゃ!!」ばかりが先行していたのに。なぜか、ふと、みんなで創っていけたらいいなぁ。と。
キーワードは、オリーブオイルとライフスタイル。
マガジン内容は、オリーブオイルについてのあれこれや、わたしだけがお伝えできる現地のこと、レストランやバルの料理でプロのオイルの使い方をご紹介だとか、オリーブオイルに関する文化やアート、よ〜く聞かれる「地中海式ダイエット」をベースにした「スペイン式美食術」など。
これまでのブログになかった目玉は「オイルの背景にある人やモノやコト」をエッセイやインタビュー連載と、さまざまな視点からお伝えします。とりわけわたしは、連載にワクワクしています。というよりインタビュー取材って、自分だけではできないこと。だから取材ものを組み込んでる時点で、すでに「みんなで創るラパシオンのwebマガジン」としてしか、成立しない仕組みになっていたのだから、不思議です。笑
マガジン創刊にあたり少し振り返ったときに思ったのは。これまでの12年はすべてひとりではできなかったことばかりだということです。これから12年後、ラパシオンはどんなことになっているのか。まったく想像はつきませんが、何らかの形で必要とされる味わいをお届けできていたら最高だと思います。なんだか楽しみです。
そういうことで、もう一度あのときの情熱を思い出しつつ、マガジンに取り組みたいと思います。このマガジンを読んで、1人でもホワッとした気持ちになる方が増えていくと嬉しいです。
あなたとわたしを繋げるオリーブオイルと、webマガジン。
これからどうぞよろしくお願いいたします!

ラ パシオン オリーブオイルライフスタイルマガジン編集者。福岡県生まれ。「食で毎日をもっとうれしく、人生をもっと楽しく」と食×スペインに特化し、オリーブオイルのあるライフスタイルと食育を発信しながら食品輸入販売、プロモーション、講師、ライターとして活躍中。TV、ラジオ出演他、フードメデイアに寄稿中