いつものひと皿にプラスαで「食卓のエンターテイメント」
今日は「やる気はないけど、なんとなく自炊しておきたい」そんなときにも簡単に美味しくできてしまう。そんなおすすめのサラダご飯です。
朝から元気に仕事をしても夕方には疲れてしまうことありますよね。夕方が近づくと、「今夜のおかず何にしよう?」と思ったり、夕食なんて何も作りたくないけどお弁当では味気ないし、と思ったり。冷蔵庫に材料はそれなりにあるから早めに使わないとだし・・・そんな日って少なくないですよね。
疲れてなくても、「あ〜、今日は何も作りたくないな・・・」「あ〜、もう、子どものご飯はレトルトカレーだけでいいんだけどな・・・」わたしは週に何度かは、そんな気持ちになります。笑
ふつうのサラダでなく「食べたくなるサラダ」にするコツ
そんな時におすすめなのが、サラダ。具材はなんでもいいんです。野菜だけでも、たとえば魚介があれば焼いてのせたり、お肉があればグリルして野菜の上にのせたり。昨晩の残りがあれば温めてのせても、面白いひと皿が生まれますよ。具沢山サラダがあれば、食卓もパ〜ッと華やかになります。サラダを前菜的に食べて、炊き立てご飯は、お味噌と食べてしまう。。。そんな手抜きご飯も、いいですよね。
ただのサラダでなく「食べたくなるサラダ」にするコツは、やっぱり調味料。調味料が本物だとあれこれ手を加えなくても「かけるだけ」、「混ぜるだけ」それだけで素材の味を自然に引き出してくれるからです。
というよりはっきり言いますと、本物のオイルと塩だからこそ、先に書いたように「具材がなんでもいいです」といえてしまうのです。つまり手抜きができるのです。
シンプルだけれども本物の塩やオイルの底力は素晴らしいです。塩味の中に甘みを感じるようなミネラルたっぷりの天然塩や、そのまま飲めるほどジューシーなオリーブオイル。そのものだけを食べてもしっかりと味があるランクだと間違いありません。このくらいのものがあれば、サラダの上にのせた具材が和風でも洋風でもうまくまとめてくれます。そいういうわけで、ラパシオンのものでなくとも、あなたの好きな味わいのエキストラバージン・オリーブオイルや、塩、ヴィネガーは最低限、1種類ずつでもあれば最強ですよ。
プラスαのバリエーション
さらに仕上げに「そのまま食べてもおいしいと思う上質なナッツ類」があるとサラダがグレードアップしちゃいます。”上質な’というのは、ナッツにコーティングされている油が酸化していないようなもの。もしくはノンオイルのものです。というのも、酸化したオイルがまとわりつくことで、ナッツ本来の味わいや旨味が損なわれてしまうから。そんな状態のナッツのトッピングはサラダを台無しにしてしまいます。心からおすすめしません。
しかし、ナッツの味わいがナッツだけで主役級に楽しめるものがひとつあるだけで、最後にトッピングすると最高のサラダが誕生します。ナッツ本来の風味やコクが加わり、食感が違うものがあるとお口の中も充実し、いろどりやバランスがより良くなるからです。あ!さらに「手間をかけた感」も、増します。
見た目、香り、味わい、香ばしい音、食感と、まさに5感でランクアップです。そういうわけで、上質なナッツに出会えたときには。サラダ以外にも万能に使えますから、賞味期限を確認して必要な分だけ常備しておくことをおすすめしています。
写真のサラダは、アレンジバージョン。基本バージョンは柿やレンコン、ブロッコリーやトマトなどそのときにあったものをエブロの天日海塩とラルゲタアーモンドとグリフォイオイルで仕上げています。塩以外は、スペイン産のエルモラールで生まれたもの。まさに「エルモラール風サラダ」ですね。
基本バージョン:レンコンをグリルで焼きつつ、ブロッコリーを茹でている間に、トマトや柿、グリーンの葉ををカットして、お皿にもります。塩をかけ、オイルを回しかけ、ラルゲタアーモンドを手でクラッシュしながらのせて出来上がり。
アレンジバージョン:生ドレッシングをひと回しかけます。オイルと塩と素材だけの味わいを味変するときに、おすすめです。
ビールにもワインにも合う、万能なサラダ。食べ過ぎたって罪悪感もほとんどありません。笑 むしろ「何も作りたくなかったのに、自炊してるわ~、私えらい~」と、自分を褒めてあげらます。笑 子どもたちにも好評でおかわりしてもらえますよ。
サラダはあなた次第で、無限大のバリエーションが生まれます。ぜひ、あれこれのせて楽しんでみてくださいね。
ラ パシオン オリーブオイルライフスタイルマガジン編集者。福岡県生まれ。「食で毎日をもっとうれしく、人生をもっと楽しく」と食×スペインに特化し、オリーブオイルのあるライフスタイルと食育を発信しながら食品輸入販売、プロモーション、講師、ライターとして活躍中。TV、ラジオ出演他、フードメデイアに寄稿中