LA PASION

スペイン産とイタリア産について

 

オリーブオイル世界一の生産量を誇るスペイン。

 

世界で一番オリーブオイルが生産されるのはスペイン です。自国でも消費され、スペイン産オリーブオイルとして輸出されることも年々増えています。

しかしいまだに「スペイン産オリーブオイルという商品」としての輸出ではなく、「原料としてバルク単位」で輸出されている現実もあります。バルク単位とは、ボトリングする前のオイルです。輸出された先で生産されたものとして販売されます。つまりオイルを購入する消費者にとっては「スペイン産」のオイルを輸出された国、たとえば「イタリア産」として購入するということです。

なぜイタリア産になる?それは、ボトリングされた国が生産国としてラベルに記載可能だから。そういうわけで、スペインのオリーブオイルがイタリアへ渡りイタリアでボトリングされたものは、ラベルに「イタリア産」と記載されます。

 

casitas de hualdoカシータス・デ・ウアルド オリーブオイル Imported Lapasion
casitas de hualdoカシータス・デ・ウアルド オリーブオイル Imported Lapasion

 

どこで生まれたものか確かめるのは簡単ではない。

 

ですので、日本で見かける「イタリア産」と記載されたオイルは「イタリアで収穫され、搾油、ボトリングされたもの」がすべてではありません。先にお伝えしたようにボトリングだけがイタリア産のものがあるからです。(生産からボトリングまでイタリア産だけのオイルを紹介してくれるインポーターもたくさんいらっしゃいます。)

イタリアだけでなくスペインも含めどの国においても、またオリーブオイルに限らず蜂蜜など、どの食品でも言われていること。それは、「生産国」に記載された国で生まれた食材が生産国で最終的なパッケージングまでされているのかどうか。「メイドイン〇〇」が、書いてある通りかどうか。これらを確実に見つけるのは簡単ではないと言われています。

 

 

イタリアンレストランとスペインレストランの数は一桁以上違う。

 

そもそも「イタリア産」というのは、日本においてオリーブオイル業界でも大きなブランドです。実際にイタリア料理の広がりと同時にオリーブオイルの存在も広がったと言われています。たとえば都内のイタリアンレストランの数を考えても、100%イタリア産だけでは追い付かない部分があるのは自然なことかもしれません。

他国で育ち搾油されたオリーブオイルから、イタリア産に生まれ変わって製品になったものがあるのは、生産量と輸入、輸出の数字からも顕著に表れているんですね・・・。ちなみに世界の生産量は200万トン超えです。 (ASOLIVAオリーブオイル輸出機構より)

「スペイン産オリーブオイル」がイタリアでボトリングされ「イタリア産オリーブオイル」となることは、わたし個人としては良いとか悪いということは何も思いません。そこに需要があり、そうしなければならない状況で互いに助かるのなら仕方のないことだと考えるからです。(これは、偽装エキストラバージン・オリーブオイルではない場合の話しです。長くなるので偽装オイルの件はまた別記事にしますね。)

つまり消費者の求めるところが叶っていれば問題ではないと考えています。たとえばイタリア産エキストラバージン・オリーブオイルと書いてあっても中身が他国のものでもまったく構わない方々が「これはこれで安いからありがたい」とか、「使いやすいから、これがいい」とか、それぞれに求めるものがあると想像するからです。

しかしもしも「スペインのここの生産者がつくったオイルが食べたい」だとか、「顔の見える生産者から購入したい」といった方々には、もっと表示がわかりやすくなると親切なのにな、と思います。

同様に「イタリアで収穫され、搾油、ボトリングされたもの」を欲しい方には、イタリアのオリーブからできたオイルがもっとわかりやすく販売されていたらいいのにな、とは思います。

 

 

 

欲しいものを見つけるために。

 

わたしは基本的に育った地域で製品となる食材が好きです。ですからラパシオンでご紹介する味わいは、生産者の顔が見えること、輸入者の顔が見えること、販売者の顔が見えることが大切だと考えています。もっというなら生産者の想いまで伝わる味わいだけを届けているつもりです。ですからスペインで育ったオリーブからつくられたオリーブオイルを求める方にはこの内容が届くといいなと考えています。

 

 L’OLI FERRER ロリ・フェレール Imported Lapasion

L’OLI FERRER ロリ・フェレール Imported Lapasion

 

 

加藤智子 Tomoko Kato
加藤智子 Tomoko Kato

ラ パシオン オリーブオイルライフスタイルマガジン編集者。福岡県生まれ。「食で毎日をもっとうれしく、人生をもっと楽しく」と食×スペインに特化し、オリーブオイルのあるライフスタイルと食育を発信しながら食品輸入販売、プロモーション、講師、ライターとして活躍中。TV、ラジオ出演他、フードメデイアに寄稿中

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【エッセイ】について

なぜ、エッセイを書こうと思ったのか?

 

子どもの頃、何も考えずにつらつらと文章を書くことが好きでした。作文や読書感想文など、とても自由に書いていたんです。構成なんてものが存在することも知らず、好きなように思った通りに書くことが楽しかったことを覚えています。しかしオトナになるにつれ、「誰のために書くのか、読むひとに親切であること、わかりやすく書くこと・・・」いろいろなアドバイスをいただいたり、学んだりすることで自由に書き連ねる機会は、ほぼなくなっていきます。

書きたくて書くのではなく、書く必要があるから書く。この違いは、わたしにとってはとても大きなものです。いつもどこか、思いのままに書きたいことを書ける場所を求めていたように思います。日記に自由に書けばいいじゃん、という声も聞こえてきそうですが、それはまた違うのです。理由はまだうまく説明できないのですが。たとえ誰か数名でもいいのです。その代わり自分のホームで、そっと読んでもらえるような場所に書きたいと思うのです。

 

LA PASION
LA PASION

まだそんなに知られていない場所だから、こそ。

 

今回のラパシオンマガジン発行は、独自ドメインで制作してもらったwebマガジンです。要は、生まれたてのマガジン。まるで砂漠にポツンとある小さな樹のようなものです。その存在は知らせなければ誰も知らない。だから現時点ではアクセスは他のSNSとまったく違います。エッセイ以外のカテゴリー、たとえばオリーブオイルを使ったおすすめレシピなどは、SNSにリンクを紹介し、多くの方に読んでもらうように伝えます。けれどもエッセイは率先して紹介しません。笑 「気付く人だけが気づく、知るひとぞ知る場所」という具合がいまの理想です。サイトをくまなく見てくれる方は珍しいくらいなので、簡単には気づいてもらえないはず。ということが、書き慣れるまでは「自由に書く」という懐かしいことをするハードルを下げてくれると考えています。公開スペースでありながら秘密の場所。どこにも書けなかったエッセイを書いていく、そんな感じですね。

 

LA PASION
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加藤智子 Tomoko Kato
加藤智子 Tomoko Kato

ラ パシオン オリーブオイルライフスタイルマガジン編集者。福岡県生まれ。「食で毎日をもっとうれしく、人生をもっと楽しく」と食×スペインに特化し、オリーブオイルのあるライフスタイルと食育を発信しながら食品輸入販売、プロモーション、講師、ライターとして活躍中。TV、ラジオ出演他、フードメデイアに寄稿中

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タイトルを迷ったまま走り出す【エッセイ】

 

たいして差もないのに真剣に迷うタイトル。

 

これは書くかどうかも迷ったんですが・・・、何度考え直してもタイトルがこれなんです。

「がめつい女は死なない。」

それにしてもがめついって。そしてほかにマシなものがないか考えあぐねた挙句、同等の恥ずかしさのあるタイトルが「トモコを止めるな!」です。

いずれにしても、明らかにオリーブオイルライフスタイルマガジンにそぐわないな〜とわかっています。自覚はあります。でも、どうしても書いておかないといけない、というような思考が働くから不思議です。(誰のために?なんのために?自問自答です。笑)

この類のエッセイがあってこその「ライフスタイルマガジンだよね」と思っているわたしがいます。理由はたぶん「ライフスタイル」ということばが好きすぎるから。わたしにとって素敵だと思う、カッコ良いことばがタイトルにあるから、なにかバランスをとりたくなっているのかもしれません。とはいえ、恥ずかしいと思うタイトルでエッセイを書くくらいなら、発信なんてしなくてもいいんじゃない。と、自問したくなります。が、そこは人間の神秘かもしれません。笑 

わたしにとってとても素敵な響きを感じる「ライフスタイル」を使いたい気持ちと、衝動的でがめついところがあったと自覚したわたしが紡ぐエッセイを同時進行したい気持ち。両立しているのです。

その上で「なんか、書きたい!」と、ワクワクしている自分に、自分が一番驚いております。

 

損得勘定と効率重視は卒業。

 

もともと自分に損得勘定があるのはわかっていましたし、社会に出てから効率重視するように教育を受けてきました。しかしがめつさはまったくないと思っていました。ちなみに自覚があったはずの損得勘定と効率重視は、現在どうでもよい心境です。いまここに書きながら気が付きましたが。おそらく子どもを産んだ35歳からでしょう。いろいろと計算したところで、ほとんどのことが思い通りに進まないことを嫌というほど体験したからだと思います。損得勘定も、効率を考えても、想定外のことが起こりひっくり返ってしまう経験から、頭に浮かんでくることは無くなっていたのですね、きっと。

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がめついという自覚はなかった。

 

はじめて聞いたときから「がめつい」ということばや、「がめついひと」が嫌いでした。わたしが自分のことを「がめついところがある、ワタシ」と認めるまでに40年以上かかっています。つい最近までわたしは違うと思っていたから。そうならないように気をつけていたし。

嫌いとは、好きの反対。ベクトルが違うけれど気になっていること、ということになります。無関心なら嫌いにもなりませんから。でもあるとき、ふと「あ、わたしががめつい要素があるから、がめついひとがこんなに嫌いなのかな?」と気づいてしまったんです。がめついを受け入れたら、あっさり、しっくりきました。

がめついの基準があるとしたら(そんなのあるのかな?)たぶん、中くらいだと自分では認識しています。そんなに多くない。正直なところわたしは、ものすごくがめついわけではないと思っています。たぶん。けれどもがめついに反応してしまうことは事実です。

 

むしろ、あるあるを探したくなる。

 

「がめついところがあるワタシ」を認めてしまうとなんだか毎日がちょっと楽しくなってきてですね・・・。そして気がついたんです。がめつい女って、じつはすごく強いなって。

わたし自身は子どもの頃から自分はメンタルは弱めだと思っていました。けれども「がめついさがある、ワタシ」を受け入れたら、なんだかメンタル弱めって違和感に感じたのかな。強くなれた気がして。こんなの初めてですが。そしてどんなとき「がめつくなる」のか、ちょっとまとめてみたくなりました。

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「がめつい女は死なない。」が降ってきた!

 

すごく疲れる出来事がありました。「あーもうぜんぶめんどくさい!すべてを真っ白にしてしまいたい!!もうやだ!!!」と思うようなことがあれば、いつもなら現状を変えることができず2.3日は落ち込んだものです。けれども「がめついところがあるワタシ」を認識してからというもの、違うのですよ。心に「でも、死なないし!」が漫画の吹き出しのように浮かんできたんです。そして落ち込むどころか、やる気が出てきてしまい自分でびっくり。なんだか「死ぬこと以外はかすり傷」ということばが好きだったことも思い出したりして。そんなことを忘れていた数日後、それは保育園のお迎えに急いで自転車を漕いでいたときのことです。

「がめつい女は死なない」ということばが降ってきた!

思わず自転車を止めて携帯のメモに音声入力しました。18時まえの薄暗い空の下、肌寒かったけど、胸のあたりがポゥッと暖かくなりました。

 

結論。

タイトルの件、ここまで書いてみてはっきりしました。皆さんも同じかもしれませんね。「トモコを止めるな!」ではないですよね、明らかに。慣れるまではかなり恥ずかしいし、自虐的なつもりもないのですが、タイトルは「がめつい女は死なない。」にします。エッセイではがめつい女のあるあるをたくさん見つけて書いてみたい。しかしこれは、気がついたときに限ります。気づいたのが最近なのでこれまでにエピソーとがあまり思い浮かばないですから。笑 数年後、もしこのエッセイがマガジンの中でいちばん人気だったらどうしよう・・・と、怖い妄想も抱えつつ。 笑

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加藤智子 Tomoko Kato
加藤智子 Tomoko Kato

ラ パシオン オリーブオイルライフスタイルマガジン編集者。福岡県生まれ。「食で毎日をもっとうれしく、人生をもっと楽しく」と食×スペインに特化し、オリーブオイルのあるライフスタイルと食育を発信しながら食品輸入販売、プロモーション、講師、ライターとして活躍中。TV、ラジオ出演他、フードメデイアに寄稿中

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エキストラバージン・オリーブオイル EVOO Imported Lapasion

オリーブオイルに恋して【エッセイ】

オリーブオイルに恋して

 

エッセイひとつ目は「オリーブオイルに恋して。」です。これは、オリーブオイルに出会った今のわたしが、幼少期までを振り返りながら綴っていく自伝的エッセイです。仕事のこと、趣味のこと、出会った人のこと、最大のピンチ、アレルギーとの付き合いなど。自分で忘れたくない思い出や残しておきたいエピソードを自分のことばで綴ります。わたしという人が丸わかりするでしょうし、価値観もさらけ出てしまうかもしれません。そこに照れはあるか?と言われれば、あります。けれども、自分の表現したいものを表現し尽くした先にどんな気持ちになるのか、そこをみてみたい、体験してみたいのです。そのために書きます。もし読んでみてくださる方がいたら、なんだか嬉しいです。

サラリーマンの父親とパートの母親の元で三姉妹の長女として育った一般家庭の普通のわたし。映画やドラマのような展開が続かないけれど、わたしだからこそ体験できたあれこれ。普通で平凡だけど一つとして同じものはありません。最終的にこれを読み続けるのは、将来のうちの子どもたちだけ、かもしれませんが。笑 

エキストラバージン・オリーブオイル EVOO Imported Lapasion
エキストラバージン・オリーブオイル EVOO Imported Lapasion

 

 

加藤智子 Tomoko Kato
加藤智子 Tomoko Kato

ラ パシオン オリーブオイルライフスタイルマガジン編集者。福岡県生まれ。「食で毎日をもっとうれしく、人生をもっと楽しく」と食×スペインに特化し、オリーブオイルのあるライフスタイルと食育を発信しながら食品輸入販売、プロモーション、講師、ライターとして活躍中。TV、ラジオ出演他、フードメデイアに寄稿中

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ラパシオンのスペイン産オリーブオイルとは。

 

 

「スペインにオリーブオイルってあるんですか?」

 

わたしがスペイン産オリーブオイルに出会う今から12年以上前のこと。私自身は10年以上、食の世界におりました。とくにキッチンスタッフとして料理をつくることが多かったのですが、「スペインでオリーブオイルがつくられている」ということを知りませんでした。スペイン本国で、オリーブオイルに出会うそのときまでは。

ラパシオンとして輸入開始から10年以上経ち、業界の方々のおかげもあり当時よりスペイン産オリーブオイルが認知されてきたように思います。とはいえ、未だに「オリーブオイル=イタリア産」しかないと思っている方にもときどき出会うことがあり、驚くこともしばしば。とはいえ、日本で最初にオリーブオイルが知られたきっかけはイタリア産です。だから当然かもしれません。わたしもイタリアのオリーブオイルやイタリア料理のおかげで「オリーブオイル」という存在を知ったので、いまでもイタリアや日本にオイルを広めてくださった方々には感謝しかありません。

 

Palacio Oilパラシオ・デ・ロス・オリーボス オリーブオイル  Imported Lapasion
Palacio Oilパラシオ・デ・ロス・オリーボス オリーブオイル Imported Lapasion

ラパシオンが大切にしていること。

 

オリーブオイルの中でも様々種類がありますが、ラパシオンではスペイン産のものだけ。そして「エキストラバージンオリーブオイル」として一番搾りされたオイルをご紹介しています。

わたしが大切にしているのは、あなたの代わりにわたしが現場を知り、どうやってこのオイルが生まれたのかを伝えることです。

・オリーブがどんな環境のもと、どう育てられているのか

・生産者がどんな哲学を持ち、自然やオイルと向き合っているか

・どんなオイルをつくり、誰に届けたいと考えているのか

これらを自分で確かめるのがわたしの役目だと考えています。だから輸入を決める前から現地へいき、オリーブ畑を歩き、搾油所に入れてもらい、実際にオイルが造られるまでを体験してきました。生産者にもわたしをしっかり知ってもらい、とともに時間を過ごしてコミュニケーションをとることは大切だと考えています。

Palacio Oilパラシオ・デ・ロス・オリーボス オリーブオイル  Imported Lapasion
Palacio Oilパラシオ・デ・ロス・オリーボス オリーブオイル Imported Lapasion

ひとからひとへ笑顔のリレー。

 

生産者とともに互いを知っていく時間を積み重ねていく。そして本当のことだけをあなたに伝える。目には見えない小さな積み重ねを10年間以上、安心・安全につなげるために真っ直ぐにやってきました。なぜなら、口に入れるものだから。赤ちゃんからご年配の方まで、健康なひと、病気のひと、妊婦さん、どんな状況の方でも安心してもらいたいから。

人を良くすると書いて「食」と読みます。「食」は命に関わることです。飲食の頃から合わせるともう25年以上「食」に関する仕事をしています。あのときから安心・安全をずっと心掛けてきました。その前提があってこそ、おいしいとか、嬉しいとか、食べたときの笑顔につながるのだと考えています。だからラパシオンでは、生産者の思いが味わいから感じられるようなオイルばかりなのかもしれません。ごまかしがきかないものだけ、それが皆さんに自信を持ってお勧めできる理由でもあります。

 

casitas de hualdoカシータス・デ・ウアルド オリーブオイル Imported Lapasion
casitas de hualdoカシータス・デ・ウアルド オリーブオイル Imported Lapasion

大切につくられた味わいを選び、あなたのライフスタイルに合わせて編集するのがラパシオンです。

 

すべてのオイルは「ご縁があって出会えた」というのが最初です。輸入なんてする予定もなく、飲食人としての興味でオイルをテイスティングしてみたら、びっくり。忘れられない味わいにときめいてしまい、輸入することになってしまったものばかりです。そんなオイルだけをダイレクトにスペインから取り寄せ、みなさんにご紹介しています。生産者と販売者と食べる人、そして輸入者のわたし。皆が対等で誰もが大切な役目を果たすことが、これからも大切なのだと思います。

ラパシオンのエキストラバージン・オリーブオイルは自然のものです。オリーブの実を絞っただけのシンプルなオイルで、人工的につくる油ではありません。ワインのように熟成させて長期保存もできません。そのため、いまあるオイルは来年も必ず同じものをお約束はむずかしいです。ご用意できるうちにこの「ほんものの味わい」を、ぜひ一度味わっていただければと思います。

 

Grifoll Oil グリフォイオイル Imported Lapasion
Grifoll Oil グリフォイオイル Imported Lapasion

 

 

加藤智子 Tomoko Kato
加藤智子 Tomoko Kato

ラ パシオン オリーブオイルライフスタイルマガジン編集者。福岡県生まれ。「食で毎日をもっとうれしく、人生をもっと楽しく」と食×スペインに特化し、オリーブオイルのあるライフスタイルと食育を発信しながら食品輸入販売、プロモーション、講師、ライターとして活躍中。TV、ラジオ出演他、フードメデイアに寄稿中

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ラパシオンセレクションは、ほかの味わいと何が違うのか?

あっという間の12年。


LA PASION(ラパシオン)は2021年になり、おかげさまで12年目を迎えました。

「食で毎日をもっとうれしく、人生をもっと楽しく」と食×スペインに特化し、あなたとあなたの大切な人たちとの日常の食卓からお役に立てたら・・・という気持ちは12年を超えてもますます強くなるばかりです。

ありがたいことにリピーターの皆さんに支えられつつ、初めてのお客さまがどんどん増えています。

 

ほかの味わいとの違いとは?

そこでラパシオンセレクションは、ほかの味わいと何が違うのか?ということを改めて少しお伝えしたいと思います。

 

ラパシオンのスペイン産グロッサリーは、輸入元のLA PASIONオリーブオイルソムリエ加藤と、販売元のカモマイルクラブ セレクトフーズ店長達と共に直接スペインへ行き、生産者と共に畑を歩き、搾油所に入り、自分の目と舌で確かめてきた味わいをご紹介しています。

 

 

販売元カモマイルクラブ セレクトフーズさんのHPはこちら

販売元カモマイルクラブ  セレクトフーズさんの通販サイトはこちら

LA PASION(ラパシオン)HPはこちら

 

 

 

現地で生産者との時間を重ねることにより、オリーブ、そしてアーモンドやぶどうの木が、その季節ごとにどういう環境や天候で育っていくのか、なんどもやり取りをしています。

 

生産者と輸入者以上の信頼関係

 

たとえば生産者が「オリーブの花が咲いたよ」と連絡を入れてくれると、私たちがお客様へスペインの情報を報告します。逆にお客さまからの味の感想などをいただくと私が生産者に伝えるととても喜んでくださる…、そういう関係を継続しています。

それだけではありません。もちろんSNSでも繋がっていますが、仕事のことではなく、完全なるわたしのプライベートのことであっても、いつもあたたかく見守ってくれています。まるでファミリーのように大切に想っていてくれるのです。

 

 

生産者は、気候変化や害虫などからオリーブを守り、搾油所の衛生管理に徹底しているこだわりようです。3社と長らくおつきあいさせていただいていますが、仕事のときには「陽気なスペイン人」というようなイメージを忘れてしまうほどの生真面目さでプロフェッショナル。

それぞれがどんなときでも、私がオーダーをしてから必要分だけをボトリングしてくださるという丁寧さで対応してくれます。

彼らの仕事の細部に触れるたび、こんな素敵な人たちとチームで仕事をさせてもらえるわたしはなんてしあわせなんだろう。。。と感動してしまうほど。

 

 

わたしを通じて、日本のお客様のことをとても大切に想ってくれています。心から自然を大切にしながら、その年ごとの「一番の味わいをどうぞ!」と、真心を込めてボトルに詰めてくれる生産者たちなのです。

だから私は胸を張って「日本で唯一の希少なEXV.オリーブオイルです」あなたにお伝えし、選りすぐりのスペイングロッサリーをお届けできるのです。

オリーブとともに生き、オリーブに人生をかけて向き合い続ける生産者たちの生み出す味わいをぜひ体験してみてください。

 

                      ラパシオン 加藤

 

 

加藤智子 Tomoko Kato
加藤智子 Tomoko Kato

ラ パシオン オリーブオイルライフスタイルマガジン編集者。福岡県生まれ。「食で毎日をもっとうれしく、人生をもっと楽しく」と食×スペインに特化し、オリーブオイルのあるライフスタイルと食育を発信しながら食品輸入販売、プロモーション、講師、ライターとして活躍中。TV、ラジオ出演他、フードメデイアに寄稿中

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LA PASION オリーブオイル ライフスタイルマガジン Olive Oil Lifestyle Magazine

今日は、皆さんにお知らせがあります。念願のwebマガジンをラパシオンから創刊します!

LA PASION オリーブオイルライフスタイルマガジン

Olive Oil Lifestyle Magazine

どうぞよろしくお願いいたします。今日はこのマガジン誕生のきっかけとどんなマガジンにしていきたいかとお伝えしますね。

12年前の夏。

自分の中に生まれた情熱を忘れないように。そんなわたしでいられれば、誰かの心もホワッとあったかくできるかもしれない。できるかわからないけど、誰かの役に立つ仕事を創っていこう。そんな想いから2009年にLA PASIONpasión パシオン :情熱)という屋号でスタートしました。

 

あれから12年、ひとまわりして。いろいろなことがありましたが、おかげさまでLA PASIONは存在しています。

このタイミングでwebマガジンを発行するのは、12年の間に関わってくださっているすべての方々にありがとうという気持ちを伝えたい。これからも繋がっていく場所にしたいということ。そしてこれから出会っていく方々とも繋がっていける場でありたい。そんな想いからです。

 

 

とは言ってもじつは、違う目的で6年前にマガジンを創刊したかったのです。しかもwebでなく紙の印刷したマガジン。ページ数を決めて、印刷屋さんに見積もりまでとっていました。どこにもないスペインのマガジンをやりたいなって。けれどこちらはまだ、実現が先になりそうです。

 

 

そういう経緯もあり今回。紙ではなくwebマガジンとしてラパシオンから創刊することにしました。

どんな内容なら楽しく続けられるかな、と改めて考えてみたとき。自分が伝えたいこともわたしにとっては大切ですが、読んでくれる人はどんな記事だったら読む楽しみが増えるだろう、初めてそんな風にこころに浮かんだんですよね。これまでのブログでは「読者に伝えなきゃ!!」ばかりが先行していたのに。なぜか、ふと、みんなで創っていけたらいいなぁ。と。

 

 

キーワードは、オリーブオイルとライフスタイル。

マガジン内容は、オリーブオイルについてのあれこれや、わたしだけがお伝えできる現地のこと、レストランやバルの料理でプロのオイルの使い方をご紹介だとか、オリーブオイルに関する文化やアート、よ〜く聞かれる「地中海式ダイエット」をベースにした「スペイン式美食術」など。

これまでのブログになかった目玉は「オイルの背景にある人やモノやコト」をエッセイやインタビュー連載と、さまざまな視点からお伝えします。とりわけわたしは、連載にワクワクしています。というよりインタビュー取材って、自分だけではできないこと。だから取材ものを組み込んでる時点で、すでに「みんなで創るラパシオンのwebマガジン」としてしか、成立しない仕組みになっていたのだから、不思議です。笑

 

 

 

マガジン創刊にあたり少し振り返ったときに思ったのは。これまでの12年はすべてひとりではできなかったことばかりだということです。これから12年後、ラパシオンはどんなことになっているのか。まったく想像はつきませんが、何らかの形で必要とされる味わいをお届けできていたら最高だと思います。なんだか楽しみです。

そういうことで、もう一度あのときの情熱を思い出しつつ、マガジンに取り組みたいと思います。このマガジンを読んで、1人でもホワッとした気持ちになる方が増えていくと嬉しいです。

あなたとわたしを繋げるオリーブオイルと、webマガジン。

これからどうぞよろしくお願いいたします!

 

 

 

 

加藤智子 Tomoko Kato
加藤智子 Tomoko Kato

ラ パシオン オリーブオイルライフスタイルマガジン編集者。福岡県生まれ。「食で毎日をもっとうれしく、人生をもっと楽しく」と食×スペインに特化し、オリーブオイルのあるライフスタイルと食育を発信しながら食品輸入販売、プロモーション、講師、ライターとして活躍中。TV、ラジオ出演他、フードメデイアに寄稿中

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